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投稿日: 2021.03.02 15:32

豪州SC開幕戦はレッドブル・ホールデンが制圧。SVGが週末連勝で完璧なシーズン幕開けに

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海外レース他 | 豪州SC開幕戦はレッドブル・ホールデンが制圧。SVGが週末連勝で完璧なシーズン幕開けに

 2月27~28日の週末に待望の2021年開幕戦『レプコ・マウント・パノラマ500』を迎えたRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ(旧VASC)は、今季初の公式練習から聖地バサーストが牙を剥く荒れた展開となるなか、ホールデン陣営トップチーム、Triple Eight Race Engineering(トリプルエイト・レースエンジニアリング)でWエースを務める2016年王者“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンが、土曜、日曜の両ヒートを制する圧巻のパフォーマンスで開幕戦を制覇。Red Bull Ampol Racing(レッドブル・アンポル・レーシング)が最高のシーズンスタートを決めている。

 分割開催となった開幕前公式テストでも、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の余波で5日間の延期を強いられるなど、依然としてCOVID-19に翻弄されてきた南半球を代表するツーリングカー・シリーズだが、この2月末に晴れて新シーズン開幕のときを迎えた。

 その舞台となったのは、シリーズの魂とも言うべき伝統のバサーストで、例年10月開催の『バサースト1000』と並び、このマウントパノラマで1シーズン2回開催の変則カレンダーが採用されることとなった。

 今回、250kmの短期決戦を土日の2日間にわたって争うスーパースプリント・フォーマットを採用したバサーストでは、今季初となる公式練習からアクシデントが発生。事前のウイントン・テストで最速タイムを刻んでいた今季昇格組の初代TCRオーストラリア王者ウィル・ブラウン(ホールデン・コモドアZB/エレバス・モータースポーツ)が、ダウンヒルセクションで左右ウォールの餌食となり赤旗中断。

 再開後はWalkinshaw Andretti United(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/WAU)で2年目を迎えるチャズ・モスタート(ホールデン・コモドアZB)が、昨季『バサースト1000』のポールタイムに迫る記録でタイムシートの最上位に立つ好調さを披露した。

 しかし土曜予選が始まると、やはりフォード・マスタング・スーパーカーの面々が黙っておらず、今季からTeam Penske(チーム・ペンスキー)との提携を解消したDick Johnson Racing(ディック・ジョンソン・レーシング/DJR)のアントン・デ・パスカーレ(フォード・マスタング)が、計時予選で自身の移籍初戦に華を添えるトップタイムをマーク。続くトップ10シュートアウトでは、同じくフォード系トップチームのTickford Racing(ティックフォード・レーシング)から参戦するキャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング)がポールポジションを獲得してみせた。

公式練習では、初代TCRオーストラリア王者ウィル・ブラウン(ホールデン・コモドアZB/Erebus Motorsport)が、赤旗中断の原因となってしまう
マスタング初戦でフロントロウを獲得したティム・スレイド(Team Cool Drive Racing)だが、R1終盤で洗礼を浴びる結末に
R1、R2とも実質的に序盤のレースを引っ張ったキャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング/Tickford Racing)だが、勝利はならず

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