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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.03.05 14:41
更新日: 2021.03.05 14:42

ピュアETCRは引き続きバレルンガで合同テストを実施。アルファロメオは参加せず

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海外レース他 | ピュアETCRは引き続きバレルンガで合同テストを実施。アルファロメオは参加せず

 スペインのモーターランド・アラゴンで2月下旬に開催された第2回合同テストに続き、Pure ETCR(ピュアETCR)の第3回公式テストが早くも実施され、TCR規定車両をベースとしたフル電動ツーリングカーのヒュンダイ・ヴェロスターN ETCRとセアト・クプラe-Racerが、イタリア・バレルンガに集結。参加が予定されていた“第3のモデル”ことアルファロメオ・ジュリアETCRは姿を見せなかったものの、両陣営が精力的にマイレージを重ねている。

 2021年6月に初年度開幕を控えるピュアETCRは、そのオープニングに向け立て続けにテストを計画しており、3月1~3日にはWSC主催の公式セッションが実施された。

 クプラ・レーシングは前回のテスト後にレギュラー起用がアナウンスされたWTCR世界ツーリングカー・カップ参戦組のミケル・アズコナに加え、長年にわたり開発ドライバーを務めて来たジョルディ・ジェネが参加。3日間のプログラムでマシンをシェアした。

「ここバレルンガでのこのテスト結果には本当に満足している。こうして開発を続けている期間、僕らのクプラe-Racerを毎日よりよく知ることができるからね」と語ったジェネに続き、前回が電動車両初ドライブだったアズコナも「初めてクプラe-Racerのステアリングを握れたのは、僕にとって特別な瞬間だった」と、その興奮を思い起こしつつ、今回のテストでの手応えも口にした。

「僕はこのクルマが本来、どのように機能するかを発見して驚いたよ。マシンが持つパワーは本当に信じられないほどだ! 今回のテストを含めて多くのkm数をドライブし、できるだけ早くマシンを知り、理解を深め、この新しいレースの時代に備えるよう努めていくつもりだ」とアズコナ。

長年にわたりセアトの開発ドライバーを務めて来た、WTCC経験者のジョルディ・ジェネ
スペイン国内で独自に開発作業が続けられて来たセアト・クプラe-Racerは、前回に続き2度目の公式セッションとなった
今季もWTCRへの参戦が見込まれるミケル・アズコナは、ETCRとの掛け持ちをどう乗り切るか

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