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投稿日: 2021.10.26 20:48

ホンダのクック連勝も、サットンが今季最終ヒート制覇で3度目の王座獲得を祝う/BTCC最終戦

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海外レース他 | ホンダのクック連勝も、サットンが今季最終ヒート制覇で3度目の王座獲得を祝う/BTCC最終戦

 10月23~24日にブランズハッチ”GPレイアウト”で争われた2021年のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権最終戦は、5名のタイトル候補者たちによるマッチアップが実現。予選ではセナ・プロクター(FK8型ホンダ・シビック・タイプR/BTCレーシング)以下、ホンダ陣営がワン・ツー・スリー・フォーでグリッドを占拠し、日曜はその僚友であるジョシュ・クックが連勝を飾るも、2戦連続6位フィニッシュの選手権リーダー、アシュリー・サットン(インフィニティQ50BTCC/レーザー・ツールズ・レーシング)がここで自身3度目のドライバーズチャンピオンを確定。その喜びを表現するかのように今季最終ヒートを勝利で締めくくったサットンが、戴冠に華を添えるシーズンフィナーレを飾っている。

 古豪ウエスト・サリー・レーシング(WSR)の4冠王者コリン・ターキントン(BMW330i Mスポーツ/WSR)を筆頭に、移籍初年度からタイトル戦線に加わって来た実力者トム・イングラム(ヒュンダイi30ファストバック Nパフォーマンス/ギンスターズ・エクセラー8・ウィズ・トレードプライスカーズ・ドットコム)、そしてフォードのジェイク・ヒル(フォード・フォーカスST/MBモータースポーツ・アクセラレーテッド・バイ・ブルースクエア)にホンダのクックとFFハッチバックを操るドライバーを含め、伝統的な2.43マイル(約3.9km)のグランプリ・サーキットに5名がタイトル獲得の権利を有して乗り込んできた。

 その第10戦の公式練習から速さを見せたのはホンダ勢で、ダニエル・ロウボトムとその”メンター”として今季から名門チーム・ダイナミクスに復帰を果たした3冠王者ゴードン・シェドン(FK8型ホンダ・シビック・タイプR)が、それぞれFP1、FP2でともに最速タイムを刻むと、今度は予選でTOCA共通エンジン搭載組のFK8シビック、プロクターとクックが最前列をロックアウト。セカンドロウ2列目にはそのチーム・ダイナミクスの2台が並ぶなど、シビックが驚異的なリザルトを残した。

「セッションの大半でジョシュ(・クック)が最速の座にいたから、僕は可能な限りタイトル候補の彼に近づこうと思っていただけで、逆転できるなんて考えていなかった。アタックラップに入ると『これはいい感じ、彼に近づけそうだ』と思ったけど、まさかの結果さ」と、4つのセクターで4人のドライバーが最速、1秒以内に23台が入り、上位12台がレコード更新の超接近戦クオリファイを制したプロクター。

「ありがたいことに最速タイムを刻めたが、重要な点はBTCレーシングのFK8がワン・ツーを確保したこと。僕らは競争力があり、ジョシュは選手権トップ5の一角を占めている。その輪の中にいられて光栄だし、自分の役割は心得ているよ」

伝統的な2.43マイル(約3.9km)のグランプリ・サーキットに5名がタイトル獲得の権利を有して乗り込んできた
予選で1-2-3-4を占拠したホンダ勢。レース1はタイトル候補のジョシュ・クックFK8型ホンダ・シビック・タイプR/BTC Racing)が先陣を切る
週末は全3ヒートともにコースオフやクラッシュなどでセーフティカーが出動する最終戦らしい肉弾戦が展開された
レース1で幸先よく勝利を挙げたクックは、レース2も制して最終戦を連勝。来季につながる快走を見せた

■6シーズンで自身3度目、インフィニティ駆るサットンが戴冠


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