レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.03.09 13:03
更新日: 2023.05.19 13:57

パイクスピーク総合記録保持者ロマン・デュマ、フォードのモンスターEVで2023年大会に参戦へ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | パイクスピーク総合記録保持者ロマン・デュマ、フォードのモンスターEVで2023年大会に参戦へ

 アメリカが誇る伝統の1戦、通称“雲に向かうレース”ことPPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの2023年大会に向け、通算4回のキング・オブ・ザ・マウンテン獲得を誇る総合記録保持者、ロマン・デュマの参戦が決定。フォード・パフォーマンスと新興STARDが共同開発したモンスターEV『フォード・パフォーマンス・スーパーバン4』で出場することがアナウンスされた。

 この2023年で通算101回目の開催を迎えるPPIHCだが、1916年の第1回大会以来このコロラド州の山で競い合ってきたフォードは、イベントの“アイコン”たる存在のデュマを擁し、同大会で電動化技術の王様として君臨する『フォルクスワーゲンI.D.R パイクスピーク』のレコード、7分57秒148の撃破を目指している。

「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出場できることは、ドライバーにとっていつだって光栄なことだ」と語った、ル・マン24時間3冠を誇るデュマ。

「今季2023年はフォード・パフォーマンス・スーパーバン4で参戦し、完全電動ドライブトレインのモンスターバンを、この“アメリカズ・マウンテン”でテストできることを楽しみにしている。フォードの最新世代となる電気自動車の技術は、このコロラドスプリングスでも威力を発揮するだろう」と彼は続けた。

「従来のICE(内燃機関)を搭載した車両では高地でパワーがカットされる。その点、このスーパーバン4の電動パワートレインは高い標高でも損失がなく、今年のレースに向けても健全なコンペティターになれるはずさ」

 現代の自動車にとっても礎となった『T型フォード』の時代から、海抜1万4115 フィート(4302m)のゴールまで28分3秒を掛けて登ったブランドの歴史も引き合いに、同社モータースポーツ部門のグローバルディレクターを務めるマーク・ラッシュブルックも「PPIHCこそ、我々フォード・パフォーマンスにとって完璧な次の目的地だ」と語った。

「この山は世界中のレーシングファンの想像力に火をつける、長い歴史を持つ場所だ。それだけに、この電動スーパーバン4を投入するのに最適な場所でもある。どちらも時間の経過とともに進化してきたし、今こそフォードの電動化技術を活用し、世界でもっとも印象的なパフォーマンスの車両たちと勝負を繰り広げ、この山でテストをする時間だ!」

当初は『FORD_E-TRANSIT_SUPERVAN』として登場も、1995年製作の『SuperVan 3』に続く作品として4の名称が冠された
『フォルクスワーゲンI.D.R パイクスピーク』で総合記録を持つロマン・デュマは、これが通算8回目の出場となる
バンのカーゴ部分は大胆に切り欠きが入り、視覚的にも空力性能をアピール。細部でも遊び心を表現する

■次のページへ:フォード・パフォーマンス・スーパーバン4は、観客を喜ばせること間違いなし


関連のニュース

海外レース他 News Ranking

本日のレースクイーン

SUBARU BRZ GT GALS BREEZE
一ノ瀬のこ(いちのせのこ)

海外レース他 Photo Ranking

フォトランキング