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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.08.30 10:50
更新日: 2023.08.30 10:51

アズコナが新生世界戦初勝利。地元ジロラミもFL5型シビックと初優勝/TCRワールドツアー第6戦

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海外レース他 | アズコナが新生世界戦初勝利。地元ジロラミもFL5型シビックと初優勝/TCRワールドツアー第6戦

 前週のウルグアイに続き、南米大陸で2週連続開催となった新生TCRワールドツアー第6戦は、アルゼンチンのサンルイスに位置するラ・ペドレラで8月25~27日の週末に争われた。

 こちらも同様、TCRサウスアメリカ・シリーズ第7戦との併催で全25台が集ったトラックでは、予選から雨絡みの難しい条件となるなか、レース1ではミケル・アズコナ(BRCヒョンデN スクアドラ・コルセ/ヒョンデ・エラントラN TCR/ヒョンデ・エラントラN TCR)が、予選3番手からようやくツアー初勝利を獲得。

 続くレース2では、リバースグリッドも活かした地元のネストール・ジロラミ(スクアドラ・マルティーノ/FL5型ホンダ・シビック・タイプR TCR)が、新型モデルにTCR最高峰シリーズでの初優勝をプレゼントする結果となった。

 南米初開催で第5戦の舞台となったエル・ピナールでも、初走行となる世界戦メンバー向けに設定されたシェイクダウンが豪雨延期となり、世界的異常気象の影響を受けたTCRワールドツアーだが、今回のラ・ペドレラでも真冬の南半球は不安定な気象条件が続き、予選から雨絡みの勝負が繰り広げられた。

 小雨の条件となった最初のQ1こそ、最速タイムで公式練習のベストから約1.3秒落ちとさほどの影響を受けずに済んだものの、続くQ2では本降りに転じて気温も8度まで急降下。スリックタイヤを装着したままのドライバーが、あちこちで姿勢を乱す状況となる。

 ここでいち早く条件を読み切ったのがヤン・エルラシェール(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コー03 TCR)で、FP1とFP2でいずれも最速を記録していた元チャンピオンが最初のラップで1分53秒872とし、ノルベルト・ミケリス(BRCヒョンデN スクアドラ・コルセ/ヒョンデ・エラントラN TCR)に0.231秒の差をつける。

 その僚友アズコナも1分54秒246で3番手止まりとなり、その後の周回ではさらに路面のグリップが低下。「スリックタイヤを履いていて、交換する時間がなかったから間一髪だった」と語ったエルラシェールが、そのままポールポジションを確保した。

前週のウルグアイに続き、南米大陸で2週連続開催となった新生『TCRワールドツアー』第6戦には、全25名が集った
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FP1とFP2でいずれも最速を記録していたヤン・エルラシェール(リンク&コー・シアン・レーシング/リンク&コー03 TCR)が、今季3回目のポールを奪った
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現地土曜の午後15時過ぎに始まったレース1は、序盤の濡れた路面からみるみるドライアップする難易度の高いコンディションとなる
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