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F1ニュース

投稿日: 2009.07.28 00:00
更新日: 2018.02.15 14:21

「ファンのことを考えて」。バレンシアがアロンソ出場許可を求める


 ヨーロッパGPのオーガナイザーが、FIAに対し、バレンシアで行われる同グランプリへのルノーチームの出場停止処分を考え直すよう呼びかけた。

 ハンガリーGP決勝で、フェルナンド・アロンソはポールポジションからレースをリードした後、ピットイン、その際に右フロントタイヤが正しく装着されないままアロンソはコースに送り出された。その結果、アウトラップでタイヤが脱落、アロンソは再びピットに戻り、後にリタイアした。ブダペストのスチュワードは、ルノーチームは危険を認識しながらアロンソをピットからリリースした上、この問題をアロンソに伝えることもせず、アロンソが無線でチームにコンタクトを取ったにもかかわらず、彼に適切な行動を指示することをしなかったとして、チームはレギュレーション違反を犯したと判断し、次戦ヨーロッパGPの出場停止の裁定を下した。ルノーはすでにこの決定に対して控訴する意向を表明しているが、控訴が棄却されれば、アロンソは地元グランプリを欠場しなければならなくなる。

 イベントオーガナイザー、バルモア・スポルトのバイスプレジデント、ヨルグ・マルティネス・アスパル氏は、アロンソ出場の重要性を訴えている。
「安全性が一番の優先事項であることは承知している。しかし同時に、ファンのことを考慮する必要があるとも我々は考える」と彼はスペインのメディアに対してコメントした。
「誰もが知っているとおり、ファンの多くがバレンシアのレースでフェルナンド・アロンソを見るためにチケットを買っている。この決定でファンが割りを食うようであってはならないと我々は考える」
「彼がレースに出場できなければそれは残念な状況だ。先週末にいろいろな事故が起こった後だけに難しいことは分かっているが、それでも彼が出場できると我々は信じている」