更新日: 2018.02.16 11:45
アジアン・ル・マン、韓国でのレース開催を発表
2013年から開催されるアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)について、フランス西部自動車クラブ(ACO)は2日、8月4日に韓国のインジェに建設されているオートピア・サーキットで3時間レースを開催すると明らかにした。
2013年からスタートするAsLMSは、ヨーロッパ、アメリカに次ぐアジア圏を中心にしたル・マン・シリーズとして全6大会を予定。すでに発表されているカレンダーでは中国で3戦(ズーハイ、上海、オルドス)、インドネシアのセントゥール、そして9月20~22日に開催される富士スピードウェイでの開催がすでに明らかにされていた。
来季についてはすべて3時間レースとして開催される予定で、競技車両はLMP2クラスを頂点としてLM-GTEクラス、そしてGT3-GTC、フォーミュラ・ル・マンが参加可能。このGT3-GTCのカテゴリーには、日本のスーパーGT300クラス規定で製作されたJAF-GT車両も出場できることが8月19日に合意されている。
そんなAsLMSの2013年シーズンのうち、唯一決まっていなかったラウンドは、韓国での開催となった。今回決まったオートピア・サーキットは、ソウルから130kmの距離にあるインジェ郡に現在建設中で、4.207kmのコースに、1万6000人を収容するスタンドを建設。来年5月に工事が完成する予定で、来年はフォーミュラ・ニッポンの開催が計画されたほか、スーパー耐久の開催日程も発表されている。
ACO会長のピエール・フィヨンは、韓国戦の開催が決まったことに対し、「韓国は自動車メーカー、アクセサリー、部品などさまざまな自動車関連事業にリンクしており、ビジネスにおいて重要な国だ。韓国のスピリットはル・マンを発展させるために重要な保証となる」と語っている。