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スーパーGTニュース

投稿日: 2009.10.30 00:00
更新日: 2018.02.15 16:11

アジアン・ル・マン参戦GT300チームの初日は?


 アジアン・ル・マン・シリーズ岡山戦には日本からスーパーGT300クラスに参戦するチームが多数出場しているが、この中の2チームのドライバーに初日について聞いた。

 今回の岡山戦に合わせてル・マン規定に合わせたフェラーリF430GTを購入して参戦しているジム・ゲイナー・レーシングは、オープニングセッションでトップ、予選でもGT2クラス2番手につけた。ドライバーの田中哲也は、鈴鹿でシェイクダウンテストを行っただけの状態ながら「今のところは他と比べてもそこそこ乗れている状況」と語る。

 しかし、走行距離も短いせいか「まだ長い距離も走らせていないし、経験していないことも多いです。(決勝では)タイヤなどいろいろ問題もあるし、みんながどういう作戦で来るのかも分からない。スーパーGTの時のようにピットもなかなかうまくいかないだろうし、それによって作戦も変えていかないといけない」と決勝レース1に向けてまだまだ不安はあるようだ。

 田中にF430GTの印象を聞いてみると、「スーパーGTで使っているF430とは全然違いますね。スーパーGTはコーナリングが速い。でも今回のはスーパーGTよりリストリクターが大きいのもありストレートは速いんですが、その代わりコーナーではスーパー耐久のクルマに似ている印象はありますね。乗りやすいですし、長い距離ではこういうクルマもいいかもしれません」と評価。「僕の中ではS耐に出ているのに近い雰囲気です(笑)」とのこと。

 一方、今季のスーパーGTでは鈴鹿、SUGOと勝利を飾っている98号車HANKOOK PORSCHEだが、予選は20番手と苦しい展開。ドライバーの影山正美によれば「言い訳ではないけれど、07と09スペックのマシンでこんなに差があるかと。ポルシェで言えば僕らのマシンは3.8リッターだけど、他は4リッター。そしてそれとやり合えるフェラーリといるわけですからね。そこに割ってはいるのは厳しいな、というのは実感しました」とマシンの戦力差に苦しんでいる様子。

 とは言え、耐久レースでの経験も豊富なKTRだけに「明日はチームもドライバーもミスなく走りきって、そこで何位にいるのかというところで、チーム一丸となってやるしかないと思っています」と気を新たに明日のレース1に向けて語っていた。


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