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F1ニュース

投稿日: 2011.02.02 00:00
更新日: 2018.02.16 00:46

アロンソ「トラブルは全くなし」。F150の信頼性に満足


 バレンシアでのF1合同テストの初日、フェラーリは2011年型マシンF150の本格的なテストをスタートした。ステアリングを握ったフェルナンド・アロンソは、マシンの信頼性に満足していると述べた。

 アロンソは午前中、マシンを知ること、空力テスト、ピレリタイヤへの理解を増すことに集中し、1分14秒718で2010年型マシンに乗るフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグに次ぐ2番手となった。
 午後も全般的なマシン開発の作業とピレリタイヤを知る作業に取り組み、アロンソはこの日合計98周を走行、1分14秒553で13人のドライバーの中で5番手だった。

「何週間も待機していたので、マシンに戻りたくてたまらなかった」とアロンソは初日の走行を終えて語った。
「新車を初めにドライブするのはいい気分だから、その役割を担えて誇りに思う。初日の状況については満足している。特に信頼性があったことがよかった。一切問題が出なかったからね。ここに来る以前、ファクトリーでも問題は全くなかった」

 レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークし、アロンソは彼のタイムからコンマ8秒近く離されたが、フェラーリはこの日は周回を重ねることに集中して取り組んだのだという。
「問題ないよ。感触はいい。予想外のこともなかった」とアロンソは報道陣にコメントした。
「今回のテストの最優先事項は、周回数を重ね、マシンを知り、マラネロに持ち帰るためのデータをたくさん収集することだ。今日はマシンにメカニカルトラブルは一切出ず、ポジティブな1日だった」
「規則で新しく導入されたKERSを使い、システムに慣れることを目指した。タイヤはデグラデーションがひどく、今のところ一貫性がとても低い」

 タイヤについてはやるべきことは多いとアロンソは言う。
「タイヤはふんだんに使えるわけじゃないんだ。それに、磨耗がひどい。ここ数日雨が降ったから、コースコンディションがベストの状態じゃなかったせいかもしれない。でも全員が同じ条件だから、一番いい形で適応できるように努力しなければならない」

 合同テストがスタートしたが、シーズンオフの間はチームの実際の序列は分からないだろうと、アロンソは語った。
「数百キロ走っただけでチームの序列を予想するのは不可能だ。バーレーンGPの前にはっきり分かるようになるとは思わない。去年、バルセロナでの最後のテストでは僕らは6番手で、前にザウバーとフォース・インディアがいた。でも(開幕戦の)サクヒールでは僕らの方が上だった。開幕戦までは何も分からないと思う」