1日、今年初めてのF1合同テストがスタートした。バレンシアで11チーム13人のドライバーが走行、トップタイムをマークしたのは、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルだった。ザウバーの小林可夢偉は6番手タイムをマークした。

 この日はドライコンディションの下、チーム・ロータス以外の11チームが参加、7チームはニューマシンを走らせた。

 ベッテルは発表したばかりのRB7をシェイクダウン、順調にマシンとピレリタイヤへの理解を深め、93周の走行の中で1分13秒769をマーク、この日のトップとなった。

 2番手に続いたのはフォース・インディアに新加入したニコ・ヒュルケンベルグ。彼は昨年型VJM03を走らせ、タイヤデータを収集した。ロングランの平均的ペースは劣ったものの、ベッテルに迫るタイムを出している。午後のセッションの終盤にはレースドライバーに昇格したポール・ディ・レスタがステアリングを握り、翌日のテストのベースとなる走行を行い、4番手タイムを出した。

 ゲイリー・パフェットがマクラーレンの2010年型マシンを走らせた。パフェットはセッション終了の45分前に3番手となるタイムをマークした。

 フェラーリのフェルナンド・アロンソが5番手。アロンソはピレリタイヤと新車F150を理解することを中心に、空力テストも行った。アロンソのマシンはセッション終了数分前にターン3でストップ、赤旗の原因となったが、その後無事にピットに戻っている。

 可夢偉はC30の本格的なテストを開始、68周を走行し、1分15秒621のタイムをマーク、6番手となった。午前中はシステムチェック、初期セットアップの作業を行い、午後にKERSおよびムーバブル・リヤウイングのテストも行っている。

 7番手にはヴァージンの昨年型で走行したジェローム・ダンブロシオが入った。今年F1デビューを果たすダンブロシオは、システムの評価とピレリタイヤのテストを行った。

 ビタリー・ペトロフがロータス・ルノーGPの新車R31をデビューさせ、8番手。ペトロフはわずか28周の走行にとどまっている。

 新車MGP W02のシェイクダウンを行ったメルセデスは、午前中に走行をスタートしたニコ・ロズベルグは最下位13番手、ミハエル・シューマッハーは9番手だった。ロズベルグはハイドロリックリークに見舞われ、スタート/フィニッシュストレートでマシンを止め、わずか9周の走行にとどまった。午後、マシン修復後にシューマッハーが乗ったが、15周でこの日の走行を終えている。

 トロロッソの新車STR6のシェイクダウンを行ったのはハイミ・アルグエルスアリ。この日は19周の走行にとどまり、タイムは10番手だった。

 11番手にはウイリアムズのルーベンス・バリチェロが続いた。新車FW33にKERSのトラブルが発生、走行開始が遅れたものの、バリチェロは77周を走りこんでいる。

 昨年はシーズン前テストに参加できなかったHRTだが、今年は1回目のテストから走行、新レースドライバーのナレイン・カーティケヤンが昨年型マシンを走らせてF1に復帰、タイムは12番手だった。

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