レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2010.06.11 00:00
更新日: 2018.02.15 20:32

アロンソ「フェラーリを信じている」。カナダでは事態が好転すると確信


 フェラーリのフェルナンド・アロンソが、今週末のカナダGPでは事態を好転させることができるはずだと語った。前戦トルコでフェラーリはフェリペ・マッサが7位、アロンソが8位と、全くトップ争いに絡めずに終わった。

「トルコでは厳しい週末を送っただけに、事態を好転させたいという気持ちがとても強いし、皆が僕が期待したようなリアクションをとっている」とアロンソはF1公式サイトが掲載したインタビューにおいてコメントしている。
「フェラーリはレースへの情熱にあふれている。マラネロを訪れた最初の日にそれを感じたよ。負けるのをよしとする者などいないし、全員が僕らドライバーにコンペティティブなマシンを用意するために全力を尽くしてくれている。そのことを十分にわかっている」

 シーズン序盤は好調だったフェラーリだが、少しずつトップから離されており、F10のパフォーマンス不足が深刻化しているように見える。アロンソは、確かにスペイン以降は他チームほどの前進を成し遂げることができずにいると認めたものの、カナダではトルコほど苦戦することはないだろうと考えている。
「最近、僕らのマシンの開発ペースが遅いという意見が多いようだが、バーレーンの後で開発が止まっているというのは間違いだ。最初の4戦ではレッドブルとの差が常にコンマ3秒からコンマ4秒だったというのが事実だ。彼らは毎戦アップデートしてきており、僕らも同様で、少なくとも僕らの作業は彼らと同程度の効果を発揮していたということだ」
「スペインでは、期待していたような前進を実現できなかった。一方でライバルたちは僕らより大きく進歩した。それによってバルセロナでも、さらにイスタンブールでも、僕らは苦労した」
「ブロウン・リヤウイングについては、パフォーマンスを最大限に引き出せたとはいえないけれど、取り組んだだけの価値はあったと思う。これの導入に力を入れているライバルたちもかなり苦労しており、一方でシーズンの最初から使っているチームは大きなアドバンテージを今も持っている」
「僕らはこの2週間、マシンパフォーマンスを向上させるために努力してきた。シミュレーションとブレーキ・ダイナモテストではいい結果を出せた」
「僕はチームを心から信頼している。ここカナダではトルコとは違った状況になるはずだと確信している。このコースは今年僕らが強かったコースとの共通点が多い。上位を争えるはずだよ」