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F1ニュース

投稿日: 2011.09.12 00:00
更新日: 2018.02.16 04:41

アロンソ「絶対にスタートを決める必要があった」:フェラーリ日曜コメント


 2011年F1イタリアGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは3位、フェリペ・マッサは6位だった。

■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ 決勝3位
 スクーデリアのレーシングスーツを着てこの荘厳な表彰台に再び立つことができて、前回同様に胸が躍っている。昨日僕は、表彰台は手が届くところにあると言った。それにはいいスタートをきめる必要があったが、それを実行できた。それができた理由のひとつは、この2日間にわたってエンジニアたちが準備のために素晴らしい仕事をしてくれたおかげだ。
 今日のスタートはまさに魔法のような瞬間だった。バルセロナと同じようにね。でも、(トップに立ったものの)それは自分たちの真のポジションではなく、いずれは抜かれるだろうことは分かっていた。それでもセーフティカーの後ろでスピードを落として走った数周の間、ファンが盛り上がってくれているのが見えて、本当に嬉しかった。
 ベッテルに関しては僕らはなす術がなかった。彼の方がずっと速かったから、簡単に抜かれてしまった。マクラーレン勢が相手だと、状況は多少よかった。ソフトタイヤを履いていた時にはうまくポジションを守ることができた。でもミディアムだと、まだ彼らの方が圧倒的に有利だね。レースがあと数周長かったら、僕は表彰台を逃していただろう。
 それでもこの結果には満足している。予選と比べると決勝の方がパフォーマンスがよかった。シーズン最初からそういう傾向にあるね。2010年に続いて2年連続優勝を飾れれば最高だったのは確かだけれど、僕らは冷静さを保ち、達成可能な目標に集中し、その実現を目指さなければならない。今日僕らがやったのはまさにそれだ。
 今やタイトルは遠のいてしまったというのが現実だ。それでもモチベーションはとても高い。何度か優勝したいと思っているし、今日手に入れたドライバーズ選手権(2位)のポジションを守り抜くために戦いたい。

フェリペ・マッサ 決勝6位
 6位という結果には失望しかない。今日は表彰台争いができたはずだからね。ついてないことに、ウエーバーが事故を起こしたせいで、多くの時間を失い、10位にポジションを落とした。そこから多くのドライバーをオーバーテイクして、上位グループに追いつかなければならなかった。でもそのころにはもう遅すぎたんだ。ウエーバーとの接触によるダメージは全くなかった。2コーナーで、彼は僕のホイールにヒットし、僕をスピンさせた。僕は少しブレーキングを遅らせてイン側のラインをとったが、彼はアウト側にいたのだから、オーバーテイクのチャンスは全くなかった。本当にがっかりだ。今日のマシンのペースは悪くなかったし、最終スティントでミディアムタイヤを履いた時ですらそこそこ速く、デグラデーションもかなり小さかったんだ。シーズン終盤の6戦ではもう少し運に恵まれることを期待している。