アロンソ「4位のシーズンチケットを持ってるみたい」───フェラーリ日曜コメント

　2011年F1オーストラリアGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは4位、フェリペ・マッサは7位でフィニッシュした。

■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ　決勝4位
　順位だけを見ればそれほど悪くはない結果だ。ベッテルとハミルトンには負けたが、ウエーバーとバトンよりはいい仕事をした。どうやら僕はここアルバートパークの4位のシーズンチケットを持っているようだ。この4年の間に3回、4位でフィニッシュしている。去年はバーレーンで勝った後にここに来たから、同じ4位でも感じ方が違った。
　今日もベッテルだけが別次元で、その他はかなり接近していた。金曜ほど接近してはいなかったけれど、少なくとも昨日の予選ほど差が開いてはいなかった。
（去年の）アブダビと同じくまたペトロフの後ろだったことについて？　そのとおりだけど、単なる偶然だよ。それより今の段階でウエーバーの上に立てたことの方が嬉しい。タイトル争いにおいてはウエーバーの方がペトロフより重要なライバルになると思うからね。
　KERSもムーバブル・リヤウイングもよく機能した。ただウイングのおかげでオーバーテイクが簡単になったかといえば、それほどでもなかった。
　スタートでは少し混乱があった。うまくマシンを発進させたが、バトンが僕の方に寄ってきたので、接触を避けるためにコースからはみ出して走らなければならなくなった。戦略は適切なもので、いくつかポジションを上げることができた。もしすぐに渋滞につかまらなかったら、2回ストップをトライできたかもしれないけれど、成り行きを見てみると、僕らの決断はベストだったを思う。
　僕らはタイトル獲得に向けていい位置にいる。でもこのまま3位とか4位にとどまり続ければ、そうではなくなる。僕らは向上しなければならない。それは分かっているけれど、まだ予測をするのは早すぎるよ。

フェリペ・マッサ　決勝7位
　序盤は物事がうまくいった。いいスタートを決めてバトンのアタックをうまく退けた。その後僕らはハードタイヤへの交換を早めてみたが、それはうまくいかず、終盤に3回目のピットストップをしなければならなくなった。それでいくつかポジションを落とした。セカンドスティントではリヤタイヤのデグラデーションが大きく、いいペースを保つことができなかった。リヤウイングなど新エレメントはきちんと機能していたよ。明らかに去年よりオーバーテイクが多かった。バトンとのバトルについて？　すごくタイトだったね。彼はシケインをカットして僕の前に出た。ペナルティを受けると思っていたよ。
　この結果と週末の全体的なパフォーマンスには少しがっかりしている。今回何が起こったのかを完全に理解するためにしっかり調査しなければならない。僕らは真のポテンシャルを発揮できなかったと思うからね。