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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.10.16 00:00
更新日: 2018.02.17 03:37

ショーン・エドワーズ事故死から1年。基金が活動


 2013年10月15日、オーストラリアのクイーンズランド・レースウェイで、ニュルブルクリンク24時間での優勝経験をもつイギリス人ドライバー、ショーン・エドワーズが26歳で事故死してから1年。エドワーズの思いから生まれた『ショーン・エドワーズ・ファウンデーション(SEF)』では様々な試みを行っている。

 ロンドン出身のエドワーズは、過去にF1やル・マン24時間に参戦していた経験をもつガイ・エドワーズの息子。FIA-GT3ヨーロッパ選手権やアメリカン・ル・マン・シリーズで活躍し、13年はポルシェ・モービルワン・スーパーカップで3勝。また、ブラック・ファルコンのメルセデスベンツSLS AMG GT3に乗り込みニュルブルクリンク24時間で優勝。キャリアベストと言える充実した1年を送っていた。

 また、昨年公開されたニキ・ラウダとジェームス・ハントを描いた映画『ラッシュ プライドと友情』の中で父ガイ・エドワーズの役柄を務め、ラウダを炎の中から救出する役割を演じていたばかりだったが、昨年クイーンズランド・レースウェイでポルシェの助手席に乗車しサーキットを走行していたが、タイヤバリアに激しくクラッシュ。マシンから火災が発生してしまい、エドワーズは還らぬ人となってしまった。

 そんなエドワーズの死後設立されたSEFでは、モータースポーツの安全をより高めるためにさまざまな運動を展開している。その活動はショーン・エドワーズ・テスト(SET)、ファストトラック、アクシデント・サポートという3つの柱で構成されている。