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F1ニュース

投稿日: 2011.05.18 00:00
更新日: 2018.02.16 02:24

シルバーストンに高さ30mの“ザ・ウイング”がそびえる


 17日、イギリスのシルバーストン・サーキットは、新たなピットレーンとパドックの複合施設「The Wing(ザ・ウイング)」を正式に披露した。

 シルバーストンは昨年、2年に渡る開発計画の一部として、アビーからファームストレート、ブリッジ、プライオリーという従来のコースレイアウトを変更し、コース全長が760m延長された新アリーナセクションを完成させている。

 そしてようやくこの日、クラブとアビーの間に建設していた残りのピットレーンとパドック施設を完成させ、その外観から名付けられた“ザ・ウイング”と共に完全なる新サーキットへと生まれ変わった。

 この日は完成を記念してオープニングセレモニーが行われ、ケント公爵エドワード王子が新たな施設をお披露目。800人もの人々が訪れたセレモニーには、5人のイギリス人F1チャンピオン、ジョン・サーティース、ジャッキー・スチュワート、ナイジェル・マンセル、デーモン・ヒル、ジェンソン・バトンも顔を揃え、スターリング・モスやフランク・ウイリアムズ、マーレイ・ウォーカーといったVIPたちも出席。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表やマーク・ウエーバー、メルセデスGPのロス・ブラウン、デイビッド・クルサードなどもシルバーストンの新たな門出に立ち会った。

 2800万ポンド、日本円にしておよそ36億7000万円が投じられたザ・ウイングの先端は高さが30mあり、全長は390mにもなる。施設内部も41のガレージとレースコントロール、メディアセンター、VIPゾーン、3つの大きなホール、会議施設、ビジネスセンター、100席を収容する講堂など、最先端のサーキット施設を誇る。

 シルバーストンを所有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)は、2010年から17年におよぶイギリスGPの開催契約をFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)と結んでいる。


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