シルバーストン・サーキットの所有者、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブが、来季から17年におよぶイギリスGP開催契約をFOMと結んだことが発表された。
7日、ロンドンで記者会見が行われ、BRDCとバーニー・エクレストンが合意に至り、イギリスGPが来季からも引き続きシルバーストンで開催されることが決定した。
当初はイギリスGPは来季からはシルバーストンを離れ、ドニントンパークで開催されることが決定していた。しかしドニントンはF1開催のための再開発に必要な費用を用意することができず、17年におよぶ契約が流れたため、再びシルバーストンで開催すべく交渉が行われていた。
BRDCとエクレストンとの交渉は金銭面でなかなか折り合いがつかず、長引いていたが、今回、当初のドニントンと同様の17年という長期にわたる契約が結ばれた。
7日の記者会見では金銭面の条件については明らかにされなかったが、タイムズ紙は、エクレストンがある程度の譲歩をしたと報じている。また、10年後には、両者ともが契約を打ち切る権利を持つという条件が含まれていると言われている。
BRDCは、長期契約を結んだことで、再開発に本格的に取り組むことができるとしており、BBCの報道では、最初はピットおよびパドックの施設に着手し、作業はクリスマス休暇が終わり次第開始される予定であるという。