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F1ニュース

投稿日: 2014.04.04 00:00
更新日: 2018.02.16 22:47

スーティル、F1重量問題を批判。軽いマッサは反論


 ザウバーのエイドリアン・スーティルが、今年のF1で体重が重いドライバーは非常に不利であり、最低重量引き上げに反対したドライバーはフェアではないと批判した。

 2014年F1では新たなパワーユニット導入に伴い、マシンとドライバーの最低重量は引き上げられた。しかし長身、すなわち体重が重いドライバーを乗せるチームは特に重量制限に近づけるのに非常に苦労しており、ドライバー自身も厳しい減量に取り組まざるを得なくなっている。

 身長183cmのスーティルは体重が75kg(ヘルメットとスーツを含まず)でこれは全ドライバーの中で最も重いレベルに入る。それに加えてザウバーの車重がかなり重いことで、彼にとっては非常に不利な状況になっている。

 昨年、ドライバーたちはマシンの最低重量の引き上げに関して話し合ってきたが、意見がひとつにまとまらなかった。

 スーティルが言うには、体重の軽いドライバーの中にも最低重量を引き上げるべきだという彼の意見を支持する者はいたが、一方で自身のアドバンテージを維持するため反対を唱えた者もいたということだ。

「体重が最も軽いレベルのドライバーたちに問題がある。彼らが阻止しているんだ」とスーティルは、最低重量引き上げに関して語った。

「不公平だと思う。僕なら自分より20kgも重いドライバーと戦って勝ちたいとは思わないね。予選で0.1秒差で勝ったとしても、それは本当に勝ったことにはならないんだから」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています