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F1ニュース

投稿日: 2009.10.01 00:00
更新日: 2018.02.15 15:35

ドメニカリ「アロンソ、マッサ、フィジケラはフェラーリにとってベストな2010布陣だ」


 フェラーリは来季からフェルナンド・アロンソを迎え入れる決定を下したことについて、チーム代表のステファノ・ドメニカリがQ&A方式で説明するリリースを発表。アロンソ同様、1年前倒しで契約を結んだことを正式にコメントした。すでに2010年の車両開発に集中していることとあわせて、アロンソの加入で態勢固めを進めたいという意思があることがうかがえる。

 リリースでは以下のように記載されている。
「フェルナンドとの合意ができハッピーだ。彼は才能があるだけでなく、勝つ強さも持っている。これまでのキャリアにおいてそういった場面をたくさん見せていたが、難しい状況においても同じく才能を発揮していた。
 彼の貢献はフェラーリをあるべきレベル、トップへと引き戻すのに重要になると思う」

——アロンソとの話し合いはどのように?
「すべての偉大なるチャンピオンは遅かれ早かれマラネロに来たがると、フェラーリ会長の(ルカ・ディ)モンテゼモロが最近言っていた。フェルナンドとは2011年にむけて話を始めた。ところが、条件がクリアになれば、次のチャンピオンシップで関係をスタートさせることも可能だったので、実行に移した」

——スクーデリアにとって来季のオフィシャルフォーメーションはどうなるのでしょう?
「フェルナンドとともに、我々はベストなフィジカルコンディションへとどんどんと回復しているフェリペ・マッサと、第3ドライバーとしてジャンカルロ・フィジケラを擁している。これは我々にとって可能な最高の布陣だと信じている。フェルナンドとフェリペ、ふたりの優勝ドライバーがお互い、そしてチームのレベルを引き上げてくれるだろう」

——では、(キミ)ライコネンはどういった状況でしょうか?
「キミとは話し合いをし、予定より1年早く契約を終えることに同意をした。一緒に戦った3年間は非常に努力をし、結果も得た。2007年のチャンピオンシップを獲得し、2年連続でコンストラクターズタイトルを獲得する重要な役割も果たしてくれた。
 今季はクルマがベストではないながらも、キミは特にシーズン後半にはできる限りの努力をして結果も出してくれた。彼はフェラーリに対して多くのことを与え、フェラーリから多くのことを得た。
 間違いなく、彼はキャリアの中で最も素晴らしい時のひとつとして我々チームとともに過ごした日々を記憶するはずだ。それは我々チームが彼に対して、優れた才能をを持ち、正直で気取らず、義理堅いドライバーとして、愛情と敬愛の念を抱くのも同じだ」

——今季残りについては、どうみていますか?
「我々は今、コンストラクターズランキングで3位にいる。しかし、それをキープするのは難しい状況だということも理解している。まだマシンを開発しているチームの存在もある一方、我々は2010年のプロジェクトに全力投球をしている。
 さらには、過去のどのシーズン以上に多くのチームが勝利を目指して戦っている。キミとジャンカルロが残りの3レースを全力を尽くすよう励ましていく」