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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.06.16 00:00
更新日: 2018.02.23 12:25

ニッサン、DTM規定への参入にFIAの関与を求める


 ニッサンのモータースポーツ活動を行うニスモの宮谷正一社長は、英AUTOSPORT誌に対し、2012年のDTM新レギュレーションが国際的に広く採用されるためには、国際機関であるFIAの関与が必要であると主張した。この規則は日本のスーパーGTでも採用される可能性がある。

 ニスモ宮谷社長は、英AUTOSPORTに対し、規則が世界で広く採用されるためにはFIAが関与することがきわめて重要であると考えているという。

「このカテゴリーの信頼性を高めるには、FIAのような世界的な組織が関与する必要があると考える」と宮谷社長はDTMについて語った。

「(このカテゴリーは)ドイツと日本の中だけにとどまる必要はない。グローバルであるべきだ」

 宮谷社長は、3月に発生した東日本大震災とその津波の影響により経済が不安定になっていることが、DTMとスーパーGTの規則統一への動きを妨げている、と語った。

 一方宮谷社長は、ニッサンの中で、国際的なモータースポーツ活動を拡大することについて議論されていると認めた。現在ニッサンはイギリスのJRMモータースポーツを通してFIA GT1世界選手権に参戦している。宮谷社長はLMP1カスタマーエンジンの製造についてはコメントしていないが、WRCあるいはWTCCへの関心を否定しなかった。