22日、スーパーGT第6戦ポッカGTサマースペシャルの決勝日に行われたGTアソシエイションの定例記者会見で、GTアソシエイションの坂東正明代表は、8月9日にJAF日本自動車連盟から発表されたGT500クラスの2012年規定に関して、4ドア車両の許可はあくまで3メーカーとの協議の結果であり、DTMとの技術規則統一とは「関連の無いもの」だと語った。
この中で坂東代表は、「この4ドアの許可というものは、DTMを考慮したのではない。3メーカーの中で今後の部分を考えた時に、ベース車両としてスーパーGTに参加できる車両が少なくなるのではないかというところから、4ドアをうたうことになった」と今回の2012年規定に関してはDTMとの技術規則統一の結果生まれたことではなく、日本独自の規則であると語った。
また、9日に発表された規定の中ではエネルギー回生システムの使用が認められることになったが、この使用の目的は環境問題に対応することであり、またこのシステムは各メーカーが開発するものではなく、GTアソシエイションが統一したパーツを作り、各メーカーに供給する形で導入したいという見通しを語った。
坂東代表によれば、今年後半にこのシステムを導入したテストカーを製作する考えがあるとのことで、「その時になったら、皆さんにきちんとお見せすることができると思う」とコメント。なお、エネルギー回生システムについては「環境にも配慮した、“ハイブリッド”という言葉を使いたいと思う」としている。