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F1ニュース

投稿日: 2016.01.05 00:00
更新日: 2018.02.17 12:20

ハミルトン、バトルできない新規則案を痛烈批判 「上は全く分かってない」


 メルセデスのルイス・ハミルトンは、2017年F1の規則変更の方向性は間違っているとの考えを示し、F1上層部は問題点を理解していないと批判した。

 F1のショー的要素の向上についてF1ストラテジーグループが協議した結果、昨年5月、FIAは2017年F1に「より速いマシン」の導入を目指し「空力規則の進化、よりワイドなタイヤ、マシン重量の削減により、ラップタイムを5秒から6秒縮める」ことで合意したと発表した。

 その後、FIAはチームに対しF1の速度を向上させるための提案を募集、11月末には、ウイリアムズのチーフテクニカルオフィサー、パット・シモンズが、話し合いのなかでボディワークと寸法を規定するF1テクニカルレギュレーション第3条の変更に関して大筋で合意がなされ、タイヤのワイド化と共にディフューザーとフロントウイングを大きくする見込みであると発言している。

 シモンズは、FIAが求める速さとルックスの向上はこの規則変更案で成し遂げることができると自信を見せているが、オーバーテイクのしにくさは課題であると認めている。
「ダウンフォースをつければ、後ろのマシンは前のマシンにより近づきにくくなる。そしてこのマシンはダウンフォースが増えている」とシモンズは語った。