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F1ニュース

投稿日: 2015.11.10 00:00
更新日: 2018.02.17 11:30

ハース、グティエレスのフェラーリでの経験に期待


 2016年からF1に参入するハースF1チームのボス、ギュンター・シュタイナーはレギュラードライバーとして加入するエステバン・グティエレスが、フェラーリで得た知識がチームでも生かされることを期待している。

 今年からフェラーリのリザーブドライバーを務めるグティエレスは、来季ロータスのロマン・グロージャンとともにハースに移籍し再びレギュラードライバーとしてレースに復帰することになった。

 またハースもフェラーリとの技術的なパートナーシップにより、グティエレスからもたらされる有益なアドバイスに期待しており、シュタイナーも「彼のフェラーリでの知識には期待している」と語っている。

「皆も知っているとおり、我々は全く新しいチーム。良いチームに確立していくために、フェラーリから様々なプロセスを持ってくる必要がある。彼はフェラーリでのシミュレーターで仕事をした経験があり、ソフトウェア面でマシンを作っていくプロセスを知っている。それが我々のマシンを良いものに仕上げていくための原動力となる」

 グティエレスはザウバーでF1デビューを果たし2年間参戦したが、苦しいシーズンを送った。だが、その後フェラーリに移って1年間彼らと仕事をしたことは、グティエレス自身にとっても有益なものだったとシュタイナーは感じている。

「彼は2年間F1でドライブし、1年フェラーリで過ごした。おそらくF1デビューは少し早すぎたのかもしれない。でも我々は彼に“まだ若いのにフェラーリの事をよく知っていてF1でのレース経験もある"と言った。まさに我々が求めていたドライバーだったんだ。これまで様々なドライバーを見てきたけど、最終的に彼を獲得しようと決めたんだよ」

「彼はもっと速くなると思う。GP3で観た時も速かったし、そのままチャンピオンになった。ザウバーでの結果だけで評価をするのは難しい。ただ、彼が遅かったとは思わない。フェラーリではエンジニアとのコミュニケーションの取り方などたくさんの事を学んだはず。ただザウバー時代は彼にとって全く新しい挑戦だったし、若かった部分もあった。でも今、彼はF1も知っているしフェラーリのことも知っている。これは我々にとって有益なものをもたらしてくれるはずだ」