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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2015.10.13 00:00
更新日: 2018.02.17 10:58

ヒュンダイ、WRC最終戦でもパッドンをワークス起用


 世界ラリー選手権(WRC)に参戦するヒュンダイ・モータースポーツは、11月12日~15日に行われる最終戦ラリーGBで、ティエリー・ヌービルをサテライトチームからエントリーさせることを発表した。ワークスチームからはヘイデン・パッドンが参戦する。

 ヒュンダイはWRC第11戦ツール・ド・コルス終了時点で、シトロエン・モータースポーツと1点差でマニュファクチャラーランキング2位のポジションを争っている。また、ヌービルはシリーズ後半に苦戦が続いており、ここ8戦中6戦でパッドンに総合順位で上回られていた。

 ランキング2位獲得と、来季に向けヌービルに自信を取り戻させるべく、チームは月曜日にドライバー変更を決断。ヌービルがサテライトチームから、ダニ・ソルドとヘイデン・パッドンがワークスチームからエントリーすることとなった。

 今回の決定に対しヌービルは「最終戦や2016年シーズンに向け、チームと何度も議論を重ねた結果、今回の決断に至ったんだ」とコメントしている。

「最終戦で20号車のi20をドライブすることで、僕はチャンピオンシップ争いのプレッシャーから解放される。だから、自分自身のドライビングに全力を注ぐことができるんだ」

「これは、来季に向けた自信を取り戻すためにも重要なことなんだよ」

「僕だけでなくチームにとっても正しい決断だ。また、僕たちが一体となって戦いに臨んでいるという証にもなるんじゃないかな」

 ここ数戦は思うような結果が出ていないヌービルだが、2014年のラリーGBでは4位に入り、2013年の同大会では3位表彰台を獲得するなど、ラリーGBとは相性の良さを発揮している。一方、パッドンはWRカーを操りラリーGBに参戦したのは総合10位を獲得した2014年シーズンのみだ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています