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F1ニュース

投稿日: 2013.07.20 00:00
更新日: 2018.02.16 17:26

ピレリ「3日間のテストで全員が目的を達成できた」


レビュー: 2013年ヤングドライバーテスト in シルバーストン
各チーム、ピレリタイヤの新レンジをテスト

2013年7月19日、シルバーストン
 Formula Oneの各チームは、シルバーストンでの3日間のテストで、ハンガリーグランプリ以降使用されるピレリタイヤの新レンジをテストしました。このテストの本来の目的である若手ドライバーへ走行機会を与えることに加えて、ピレリが作成した走行プランに従ったタイヤテストに限りレースドライバーの参加も認められました。3日間のテストを終え、各チームは、今後のグランプリに有益となる大量のデータを収集しました。しかし、新型タイヤの仕様は、2012年型のタイヤ構造と2013年型のコンパウンドを組み合わせたものであるため、新型タイヤの構成要素に関する多くの情報を既に持っている各チームにとって、大きな驚きはありませんでした。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「シルバーストンでの3日間のテストで、参加者全員が目的を達成できたと思います。我々の観点では、Formula One各チームの今後の要望を満たすために必要となるデータを収集する機会を最大限に活用できました。現在のシミュレーション技術は非常に進歩していますが、レースで使用されるマシンでトラック上を走行することでのみ得られる情報も存在します。この目的達成のために協力してくれた各チームおよびFIAに感謝したいと思います。この3日間を通してタイヤは確実な走りを見せていました。もちろん、路面コンディションやマシンのパラメーターが異なっていますので、今回のタイムをイギリスグランプリでのタイムと比較することはできません。実績ある2012年型の性能と2013年型のスピードの組み合わせは、今後のレースに興味深い戦略要素を提供するでしょう。各チームは、昨シーズンの経験から、このタイヤの形状と変形に関する大量の情報を既に持っていましたので、シルバーストンでの3日間のテストは、2013年型マシンへのタイヤの影響を評価する上で有益でしたし、ポジティブな結果が残せたと思います」