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F1ニュース

投稿日: 2012.08.06 00:00
更新日: 2018.02.16 10:40

フェラーリ「ここ数戦のつまずきから立ち直れた」


 フェラーリのテクニカルディレクター、パット・フライは、この数戦、開発においてうまくいかなかった部分があるが、すでに問題を解決できており、進むべき方向性が見えていると語った。

 ドライバーズランキング首位に位置するフェルナンド・アロンソは、ハンガリー終了時で2位に40ポイントの差をつけて夏休みを迎えた。しかしハンガリーでアロンソは5位に終わっており、ここ数戦、フェラーリは十分な進歩を果たせていないと彼は語っていた。

 フライはこれを認めたが、すでに問題を理解し、そこから多くのことを学習したと述べた。
「期待していたように機能しなかったパーツがいくつかあったのは確かだ」とフライはフェラーリ公式サイト上のインタビューにおいて語った。
「作業においてはこういうことは常に起こり得る」
「しかしポジティブな面もある。我々は問題を理解し、今はすべてうまくいっている。そういった意味で、この経験によって混乱するのではなく、経験を前進するために活用できる。実際、進むべき方向性ははっきり見えているし、その方向に向けて作業を始めている」

 フェラーリは夏休み明けのベルギーGPとイタリアGPにはそれぞれ専用に開発したパーツを持ち込むと、フライは語った。
「スパにはいくつか興味深い開発を持ち込む予定だ。スパは空力ダウンフォースの点では非常に特殊なコースだからね。それはモンツァも同様で、モンツァにもそのコース用の特別な空力およびエンジンパッケージを用意する。そのためにたくさんの作業を行ってきた。それでもまだやるべきことは多い。極めて高いレベルでプレッシャーをかけ続けていかなければならない」