フェラーリが2013年にフェルナンド・アロンソのチームメイトとして誰を選ぶのかが注目され、多くのドライバーが候補としてうわさに上っている。

 フェラーリはマッサとの来季契約のオプションを行使せず、7月25日に期限が切れた。フェラーリはこのオプションにおける金銭的条件に不満があったといわれている。ただしマッサはサラリーを減額される形で新たに契約を結ぶ可能性はある。

 しかし第11戦終了時点で、アロンソが164ポイントでポイントリーダーであるのに対し、マッサは25ポイントしか獲得しておらず、その結果フェラーリはコンストラクターズ選手権では4位に沈んでいる。
 そのため来季のアロンソのチームメイト候補として大勢のドライバーの名が挙げられている。

 英AUTOSPORT誌は、候補とされる10人のドライバーの適格性と可能性を評価して順位をつけるとともに、その理由を以下のように記している。

1. ニコ・ヒュルケンベルグ
 今、波に乗っており、いいマシンに乗れば優勝できるのは確実。フォース・インディアとの契約はあるが、チームは交渉次第で契約を解除するものとみられる。唯一のマイナス点は、ナンバー2ドライバーにはもったいないドライバーであること。

2. セルジオ・ペレス
 フェラーリの若手ドライバープログラムの一員。まだミスが多いが、将来に向けてうまく育てれば、マッサ以上の力を見せるだろう。

3. ヘイキ・コバライネン
 今季末でケータハムとの契約が切れる。マクラーレン時代には期待どおりの結果を出せないこともしばしばあったが、アロンソをサポートするドライバーとしての資質は高い。

4. フェリペ・マッサ
 フェラーリチームを知りつくしており、アロンソともうまくやっている。しかしパフォーマンスが安定せず、コンストラクターズ選手権争いで足を引っ張っている。「もはやフェラーリにはふさわしくない」との意見も。

5. ポール・ディ・レスタ
 非常に安定し、速さがあり、少なくともチームに十分なポイントをもたらすものと予想されるが、トップチームでの経験はない。メルセデスと密接な関係を築いており、フェラーリが彼を獲得したければ、長期契約を提案するしかない。

6.エイドリアン・スーティル
 堅実にアロンソのサポートをこなすとみられるが、暴力事件が裁判沙汰に発展し、今季1年F1で走っていない。

7. キミ・ライコネン
 2009年末でフェラーリから契約解除されているが、ステファノ・ドメニカリのお気に入りで、今年は非常に安定したパフォーマンスを見せている。しかしロータスとの契約に縛られている。

8. ジュール・ビアンキ
 フェラーリのジュニアドライバーで、フェラーリのマシンで走行経験を積んでおり、ポテンシャルも高い。現在フォース・インディアのテストドライバーを務めているが、F1レース経験はなく、彼の起用はギャンブル。

9. ニコ・ロズベルグ
 安定してポイントを取れるドライバーで、今季は優勝も挙げているものの、メルセデスと契約しており、彼を獲得するには金がかかりすぎる。

10. ジェンソン・バトン
 優れたドライバーで、彼が入ればフェラーリは強力なドライバーラインナップを形成することができる。しかしマクラーレンと長期契約を結んでおり、彼を獲得するには金がかかりすぎ、フェラーリはそこまでして彼にこだわることはないと思われる。

番外
・ロバート・クビカ
 他との契約はなく自由だが、2011年2月にラリーで事故に遭って以来F1マシンを走らせておらず、今もリハビリ中。

・ルイス・ハミルトン
 今季末でマクラーレンとの契約が切れ、突然ビッグネーム獲得に興味を示し出したフェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロも満足させられるドライバーだが、過去にアロンソとの組み合わせがうまくいかなかったことがあり、リスクが伴う。

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