フェルナンド・アロンソは、ドライバーズ選手権2位のマーク・ウエーバーに大量40ポイントのギャップを築いて後半戦を迎えることになった。
今年、フェラーリでの初王座を目指すアロンソは、前半の11戦でポールポジションを2回獲得し、第2戦マレーシアと第8戦ヨーロッパ、第10戦ドイツで合計3勝を挙げ、トータル164ポイントを積み重ねてドライバーズ選手権の首位に立っている。
そのアロンソは前戦ドイツで2位ウエーバーとの差を34ポイントに広げると、前半戦最後の一戦となるハンガリーGPを不本意な5位で終えたものの、タイトル争いのライバルであるウエーバーがアロンソより後ろの8位でフィニッシュしたため、彼のリードは今季最大の40ポイントにまで拡大した。
一方のウエーバーは、3位セバスチャン・ベッテルとの差もわずか2ポイントとなり、ハンガリーを制したルイス・ハミルトンと2位のキミ・ライコネンにもその差を10ポイント以内にされてしまった。
またコンストラクターズ選手権では、ハンガリーでともに33ポイントを獲得したマクラーレンとロータスが2位につけていたフェラーリを逆転。1ポイント差でロータスをリードするマクラーレンが代わって2位につけたが、4位フェラーリとの差はわずか4ポイントしか離れていない。
首位は依然としてレッドブルがつけており、2位マクラーレンの差は53ポイントといまだ独走状態にある。6位につける小林可夢偉のザウバーは、5位メルセデスと26ポイントの差で後半戦を迎える。