ベルギーGP、ダンブロシオ効果は期待せず

　ジェローム・ダンブロシオが2011年にF1デビューを飾ることが決まり、ベルギー人ドライバーが来季出場することになったが、ベルギーGPのレースプロモーターは、ダンブロシオはスターではなく、彼の登場でグランプリが盛り上がるとは考えにくいとの考えを示した。

　21日、ダンブロシオが2011年に向けてヴァージンとレースドライバー契約を結んだことが発表された。彼の存在がベルギーGPの観客動員数に好影響を与えることが期待されるが、レースプロモーターのアンドレ・マエスは懐疑的だ。

「ポジティブな出来事でないはずがない」と彼がLa Libre紙にコメントしたとMotorsport.comが報じた。
「だがチケットの売れ行きを促進するか？　それについては私は分からない。（1994年ロータスのドライバーだったフィリップ・）アダムズ、あるいは（2004年ミナルディに所属していたバス・）レインダースによって、ベルギーの観客数が増えただろうか？」
「したがって（グランプリへの）影響は序盤戦で彼がどういう活躍を見せるかによるだろう」
「彼がどれぐらい人気があるのか私は知らない。彼はGP2では比較的目立たない存在だった。彼はスターではない。RTBF（ベルギーのテレビ局）の視聴者の9割が、彼の声を知らないはずだ」