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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2011.12.20 00:00
更新日: 2018.02.16 06:36

ポルシェ、GT3Rハイブリッドを来季さらに活用へ


 ポルシェAGは、17日にシュツットガルトで行われた年間表彰パーティー『ポルシェ・ナイト・オブ・チャンピオンズ』の席で、ニュルブルクリンク24時間など耐久レースで活躍してきたポルシェ911 GT3Rハイブリッドを、来季はさらに発展させると明らかにした。

 ポルシェ911 GT3Rハイブリッドは、市販GT3カーであるポルシェ911 GT3Rにハイブリッドドライブシステムを搭載。2010年のニュルブルクリンク24時間ではあわや総合優勝を狙うかという活躍をみせたほか、ILMCプチ・ル・マンにはゲストカーとして参戦。GT2カーと混走し上位を争った。

 この席上、ポルシェAGの研究開発部門を指揮するヴォルフガング・ハッツは、「モータースポーツにハイブリッドテクノロジーを用いることは、今や当然の施策だ。この911 GT3Rハイブリッドのプロジェクトを通じ、私達は将来的に重要なテクノロジーをサーキットでテストし、どのようにしてモータースポーツの明るい未来に貢献できるのかを示してきた。私達は今後もこの姿勢を貫き、ハイブリッドテクノロジーをさらに進化させていく」と強調した。

 来季は911 GT3Rハイブリッドのハイブリッドドライブシステムをより効率性に優れたシステムに発展させる予定で、ポルシェAGとしてはモータースポーツの分野における革新的なドライブテクノロジーの開発に今後も投資を続けていくという。