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F1ニュース

投稿日: 2015.09.25 00:00
更新日: 2018.02.17 10:36

マクラーレン密着:雨中を走り続けたアロンソの“信念”


「期待されたパフォーマンスを発揮できていないんだから、僕たちはファンからの批判を甘んじて受けるべきだ」

 ホンダのホームコースである鈴鹿でマクラーレン・ホンダの一員として初めて臨む日本GPにコメントを求められたフェルナンド・アロンソは、そう答えた。そして、こう続けた。
「鈴鹿ではQ3へ進出するどころか、Q1を突破するのも簡単ではない。でも、それはウインターテストが始まった2月からわかっていたこと。開幕戦でトップから5秒も離されていたマシンが、鈴鹿で表彰台を狙えるほど、F1は甘くない」

 その言葉を示すように、マクラーレン・ホンダの初日のフリー走行の結果は、ジェンソン・バトンが12番手だったが、アロンソは17番手に終わった。しかも、アロンソはフリー走行1回目の終盤に、燃料系に関して不安なデータが発見されたために、アロンソをピットに戻して、パワーユニットの交換を決断した。

 フリー走行2回目がスタートしても、アロンソがチームホスピタリティハウスに私服のままとどまっていたのは、そのためだった。そんな状況でも、しかし、ホンダのホームコースである鈴鹿での戦いをあきらめているわけではない。アロンソは言う。
「このような状況だけど、チームは全員がそれぞれの100%の力を振り絞って取り組んでいるからね。あらゆるエリアの状況を改善しようと皆が24時間働いている。それは、マシンを開発しているチームスタッフだけではない。時にはドライバーだってミスすることもあるから、僕たちだって、まだまだ改善しなければならないことはある」