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F1ニュース

投稿日: 2015.11.16 00:00
更新日: 2018.02.17 11:38

マノーがライゲート“被害者”のライアンを起用


 マノーF1チームは新しいレーシングディレクターとして、以前マクラーレンでスポーティングディレクターを務めていたデイブ・ライアンを起用すると発表した。この発表の前日、マノーは現スポーティングディレクターのグレーム・ロードンと、チーム代表のジョン・ブースが今シーズン限りで離脱することを認めている。

 ライアンは30年にわたりマクラーレンに在籍していたが、2009年オーストラリアGPでスチュワードに対して虚偽の報告をするようルイス・ハミルトンに指示した──とされる「ライ・ゲート」の責任を負い、同年4月に解雇。以降はボンライアン・レーシングを運営、ブランパンシリーズやイギリスGTに参戦してきた。

 ライアンは「開発において重要なタイミングでマノー・マルシャの一員となれることに胸が高鳴る。チームオーナーのステファン(フィッツパトリック)と話し合い、将来へのビジョンも理解できた。彼は大きな前進を遂げるための、強いプラットフォームがあることを保証してくれた。マノーにはコンペティティブなレーシングチームが持つべき資質がすべて備わっているが、現代のF1で収穫を得るのは難しい。彼らは、そんな厳しい世界で成長してきて、F1の将来的な方向性を示す存在になりうる。取り組むべき仕事は多く、大きなチャレンジであることは明らかだが、チームと仕事をすることが楽しみで仕方ない」と意気込みを語っている。