今年6月にマノー・マルシャへ加入したばかりのボブ・ベルが、わずか5カ月でチームを去ることになった。

 ベル離脱に先立ち、現在チーム代表を務めるジョン・ブースとスポーティングディレクターのグレーム・ロードンも辞任を表明しており、チームは危機的な状況にある。ブースとロードンは、チームオーナーのステファン・フィッツパトリックとの意見の違いから辞任を申し出たようだ。

 ブースとロードンは今シーズン終了までチームにとどまる予定だが、技術コンサルタントを務めていたベルは、1週間前すでにマノーを離脱している。ベルはメルセデスやルノーでの経験を活かし、来季からメルセデスのパワーユニットを搭載する上でも重要な役割を果たしていた。これまでチームを率いてきた中心人物たちが去ることによって、さらに多くのスタッフが彼らのあとに続く可能性がある。

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、来季マノーへのパワーユニット供給契約に変更はないことを確認した。

 しかし、ウォルフは「ジョンのことは、ルイス(ハミルトン)がフォーミュラ・ルノーやF3を戦っていたころから、よく知っている。マノーとはジョン・ブースであり、ジョン・ブースこそマノーそのものだ。そしてグレームは昨年から今年にかけてチームが生き残るために力を尽くした功労者だ。個人的に彼らの離脱は大きな打撃と見ている」と、マノーの将来に疑問を呈している。

 メルセデスのパワーユニットを得て、来季は明るいと見られていたマノーに思いがけない暗雲が広がっている。

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