メルセデスGPペトロナス、MGP W01のカラーリングを披露。ハイドフェルドの発表はなし

　メルセデス・ベンツのワークスF1チーム、メルセデスGPペトロナスが、25日、シュトゥットガルトにあるメルセデス・ベンツ博物館で、新ドライバー、ミハエル・シューマッハーとニコ・ロズベルグ、チームマネージメントのロス・ブラウン、ニック・フライ、ノルベルト・ハウグの出席のもと、2010年ニューマシンMGP W01のカラーリングを発表した。

　発表会はダイムラーAGのCEOディーター・ツェッチェのスピーチで幕を開け、シューマッハーとロズベルグのふたりが昨年のブラウンGPのマシンに今年のカラーリングを施したマシンを披露した。実際の新車MGP W01は、2月1日、今年初のF1合同テストが開催されるバレンシアでデビューする。シルバーアローのマシンは当然のことながらシルバーを基調とし、タイトルスポンサー、ペトロナスのグリーンがあしらわれている。

　チームプリンシパルのロス・ブラウンは、チームの新たなスタートに際し、次のようなコメントを発表している。
「今日シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ・ミュージアムに、メルセデスGPペトロナス・フォーミュラワンチームの正式発表会のために訪れることができ、光栄に思う。我々チームは昨年、そしてこの冬を通して懸命にMGP W01の開発作業に取り組んできた。チーム全員が来週バレンシアでテストをスタートするのを楽しみにしている」

　メルセデス・ベンツ・モータースポーツのバイスプレジデント、ノルベルト・ハウグはメルセデス・ベンツにとって歴史に残る瞬間を迎えたことを喜び、ドライバーのふたりに対する期待を語った。
「本日、新しいメルセデスGPペトロナス・フォーミュラワンチームを発表することとなり、メルセデス・ベンツのモータースポーツの100年を超える歴史の新たな、そして最も重要なチャプターが始まることとなった。我々はとてつもない能力を持つニコ・ロズベルグと7度のワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハーと共に協力して戦いに挑むことを楽しみにしている。シューマッハーはメルセデス・ベンツと共にプロのモーターレーシングのキャリアを始め、その後我々のサポートによってF1のキャリアをスタートした時と劣らないほどのモチベーションを今抱いている」

　ブラウンとハウグはそれぞれ、新たなタイトルスポンサーであるペトロナスをはじめとするスポンサーに対する感謝の言葉を述べている。なお、予想されたニック・ハイドフェルドのテスト＆リザーブドライバーとしての起用は発表されなかった。

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