2010年にメルセデスGPでチームメイトとなるミハエル・シューマッハーとニコ・ロズベルグではロズベルグが分が悪いという意見が多い中、元F1ドライバー、ジャッキー・イクスは、ロズベルグこそシューマッハーの最大のライバルであるという意見を表した。
シューマッハーは7度のタイトル獲得ほか、数々の記録を打ち立てた、F1史上最も成功を収めたドライバーであり、チームプリンシパルのロス・ブラウンとは共にタイトル獲得を成し遂げた仲であるため、ロズベルグはナンバー2の役割を強いられるのではないかとの見方が強い。しかし、ル・マン24時間レースでの活躍でもよく知られるイクスは、もしシューマッハーが8度目のタイトルを狙うのであれば、まずはチームメイトを倒すべきであり、それはたやすい仕事ではないと述べた。
「ロズベルグは間違いなく強力なチームメイトだ」とイクスはドイツのBZ紙にコメントしている。
「シューマッハーは勝ちたいならまずはロズベルグを倒す必要がある。彼こそ最大のライバルだからだ」
「シューマッハーは常にチームメイトに勝ってきた。たとえば(ジョニー・)ハーバート、(エディー・)アーバイン、(ルーベンス・)バリチェロなどだ。彼らはワールドチャンピオンになる力があると考えられていた」