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国内レース他ニュース

投稿日: 2011.09.25 00:00
更新日: 2018.02.16 04:57

全日本F3:大逆転で関口&千代がタイトル獲得!


 全日本F3選手権の今季最終戦となる第16戦の決勝レースがスポーツランドSUGOで行われ、Cクラスは関口雄飛(B-MAX F308)が優勝。ポイント差で逆転しチャンピオン獲得。Nクラスでは千代勝正(NDDP RACING)が優勝。こちらも大逆転で悲願のチャンピオンを決めた。

 いよいよ今季の全日本F3の雌雄が決することになる第16戦。今回は3レース開催ということもあり、第14戦の決勝中のベストタイムでグリッド決定。ポールポジションは関口雄飛(B-MAX F308)、2番手に山内英輝(PLANEXハナシマF308)、3番手に蒲生尚弥(PETRONAS TOM'S F308)、ランキング首位の安田裕信(ThreeBond)は4番手からスタートを切る。

 迎えたスタートでは、3番手スタートの蒲生が好スタート。山内をかわし2番手に浮上。関口、蒲生、山内、安田という順位でオープニングラップを終える。トップの関口は逆転タイトルを得ようとリードを広げていくが、そうはさせじと蒲生がファステストラップをマークし、関口とのギャップを縮めていく。

 一方、関口が優勝したとしても3位に入ればタイトルの可能性を維持できる安田は、レース後半に向けて少しずつ3番手山内とのギャップを削っていく。一方の首位関口も蒲生には一定差以上はつけ込ませず、ジリジリとした中盤戦が展開された。

 しかし、終盤残り5周を切ると周回遅れが発生したせいもあってかややギャップが広がったり縮まったりしたものの、トップの関口は蒲生に攻め込むチャンスを与えずそのままトップでチェッカー! 今季6勝目を挙げ、90点にPPの1点、優勝の10点を加算し101点に。蒲生が2位、山内が3位、安田は4位となり、96ポイントに3ポイントを加算。99点となり、これで関口の逆転F3チャンピオンが確定した。

 Nクラスは、オープニングラップで逆転タイトルを狙う千代勝正(NDDP RACING)がトップを奪う。2番手には第15戦のウイナー、佐々木大樹(NDDP RACING)が続き、ランキング首位の野尻智紀(HFDP RACING F307)が続くも、同じくタイトルの可能性を残す中山雄一(TDP SPIRIT F306)が野尻の前へ。とは言え、この順位のまま行くと、野尻と千代のポイントは同点に。勝利数の差で千代がチャンピオンとなる。

 トップの千代はそのまま盤石の走りでリードを広げトップのままチェッカー! 2位に佐々木、3位に中山、そして野尻は4位という結果に。この結果、野尻は86点に3点を加算し89点、優勝した千代は78点に10点とファステストラップの1点を加算し89点。この勝利を含めて年間5勝を挙げ、同点ながら千代がチャンピオンに決定! 3年目の全日本F3 Nクラス参戦で悲願のタイトルを獲得し、喜びの涙を流した。

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