全日本F3選手権第15戦スポーツランドSUGOは25周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした関口雄飛(B-MAX F308)が優勝。このレースのすべてのポイントを獲得し、5位となった安田裕信(ThreeBond)との差を6ポイントとした。

 曇天の下迎えた全日本F3第15戦の決勝。安田裕信(ThreeBond)のタイトル獲得に注目が集まるレースとなったが、迎えたスタートではその安田が好スタート。ポールシッターの関口雄飛(B-MAX F308)に続き2番手で2コーナーにアプローチするが、そこで安田が山内と接触があったか、なんとスピン! これで後方集団が混乱を喫してしまい、Cクラスの蒲生尚弥(PETRONAS TOM'S F308)が遅れ、Cクラスのマシュー・ホーソン(SGC by KCMG)、Nクラスの中山雄一(TDP SPIRIT F306)がマシンを破損。ピットインを強いられてしまった。

 これでオープニングラップは関口が先頭、2番手に山内英輝(PLANEXハナシマF308)、3番手にリチャード・ブラッドレー(PETRONAS TOM'S F308)、4番手に蒲生尚弥(PETRONAS TOM'S F308)というオーダーに。安田は最後尾からの追い上げを強いられることとなった。

 逆転タイトルを狙う関口は、今回の予選ですでにポールポジションに与えられる1点を獲得済み。優勝の10点、そしてファステストラップの1点を獲得するべくハイペースで周回を重ねていく。

 しかし、2番手に続いていた山内には、スタート時の接触からかドライビングスルーペナルティが課されてしまい、これで2番手にブラッドレー、3番手蒲生となる。山内は4番手でコースに復帰した。

 トップ関口の後方で接近戦を展開していたトムスの2台は、19周目に蒲生が前に出るも、20周目の1コーナーで再びブラッドレーが前に。結局その後ポジションは変わらず、関口がファステストラップも含めフルポイントを獲得し優勝。2位ブラッドレー、3位蒲生となった。

 タイトル争いは、安田が5位で2ポイントを加算したため96点。一方12点を加算した関口は90点。この後行われる第16戦で、いよいよ雌雄を決することになる。

 Nクラスは、オープニングラップの混乱によってタイトルコンテンダーの中山がマシンを破損。野尻智紀(HFDP RACING F307)もクラス7番手に脱落してしまう。Nクラスの序盤戦はトップに佐々木大樹(NDDP RACING)、次いでタイトルを争う千代勝正(NDDP RACING)、ギャリー・トンプソン(SGC by KCMG)と続く。中山がストップ、野尻が遅れた状況で、千代にとっては逆転のチャンスとなった。

 14周目、3番手を走っていたトンプソンがストップ。これで3番手には三浦和樹(HFDP RACING F307)となるが、ハイペースで挽回を図る野尻が3番手までリカバー。トップの佐々木は結局最後までトップを譲らず、Nクラス初優勝。2位に千代、3位に野尻という結果になった。

 タイトル争いは、中山が痛恨のノーポイントとなったため78ポイントのまま。野尻はPPの1点、ファステストの1点を加算し86点に。千代は7点を加算し78点となった。野尻リード、8ポイント差の逆転を目指し中山と千代は最終戦に臨むことになる。

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