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F1ニュース

投稿日: 2011.02.03 00:00
更新日: 2018.02.16 00:48

可変リヤウイング、作動可能エリアは直線最後の600m


 FIAは、今季F1に導入されるムーバブル・リヤウイングに関し、序盤4戦の規則を決定、その後必要なら変更する予定であることがわかった。FIAは、ムーバブル・リヤウイングによってオーバーテイクを促進しつつも追い越しが楽になりすぎないよう、適切に利用したいと考えている。

 各チームに対しFIAは、シーズン序盤のレースにおいては、ムーバブルウイングが作動可能になるオーバーテイクゾーンは、コースのメインストレートの最後の600メートルとするという決定を通知したと、関係者が認めているという。

 ドライバーは前のマシンとの差がタイミングゾーンにおいて1秒以内である場合に限り、オーバーテイクゾーンでムーバブルウイングを作動させることができる。タイミングゾーンはメインストレート前のコーナーのブレーキングエリアに設置される。

 テレビ視聴者らに分かりやすくするために、オーバーテイクゾーンとタイミングゾーンにはコース上にラインが引かれるということだ。

 FIAは次のヘレステストで調査を行い、最後のシーズンオフテストであるバーレーンテストで完全な評価を行う予定だ。テストで600メートルの距離が適当かどうかがチェックされ、オーバーテイクが楽になりすぎるようであれば距離は縮められる可能性がある。

 しかしFIAはチームに対し、最初の4戦はオーバーテイクゾーンを600メートルとし、その後検討する予定であると通知したといわれている。