レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.03.22 00:00
更新日: 2018.02.16 14:50

可夢偉所属のAFコルセ、ラインナップが決定


 小林可夢偉が今シーズンから所属するAFコルセのドライバーに、フェラーリのファクトリードライバーであるトニ・バイランダーの起用が決定し、WECに出場する同チームのラインナップがすべて埋まった。

 先日、スクーデリア・フェラーリと契約を結んだ可夢偉が、今シーズンからWEC世界耐久選手権のGTEクラスに参戦するチームとして、一躍日本でもその名が知られるようになったAFコルセ。元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラとジャンマリア・ブルーニ、そして可夢偉という一流のドライバーが名を連ねる跳ね馬のセミワークスチーム最後のひとりに、経験豊富なフェラーリドライバーのバイランダーが起用されることになった。

 フィンランド出身のバイランダーは、フェラーリのオフィシャルドライバーのひとりで、昨年もAFコルセからFIA GT1世界選手権に参戦しているほか、WECのセブリングとバーレーン、そしてル・マン24時間に出場。フィジケラ、ブルーニとともに挑んだ24時間ではGTEプロクラスの優勝を飾っている。

「フェラーリやAFとは共に長い時間を過ごしているので、僕にとってのベストなプログラムが何であるかを彼らは熟知している」とバイランダー。
「昨年は(彼らと)3レースを戦ったし、実際、違和感を感じることはなかった。今回、世界選手権に集中できることになったのはいいことだ」

 チームは先月、スペインのモーターランド・アラゴンでトライアウトテストを実施。そこでは、元F1ドライバーのカルン・チャンドックや元GP2ドライバーのルカ・フィリッピら、多くの有名なドライバーも走らせている。

 今回、4人目のドライバーとしてバイランダーが起用されることになったが、現時点で2台それぞれのドライバーラインナップは決まっていない。
 チーム代表のアマト・フェラーリは、「ドライバーをどう振り分けるかは決めていない」と述べ「今週末に決定するだろう」と語っている。

 またフェラーリは、ル・マン24時間に出場する2台のフェラーリF458イタリアを走らせる3人目のドライバーについても未定としており、アンドレア・ベルトリーニやオリビエ・ベレッタらも候補に挙がっている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています