WEC世界耐久選手権は7日、2013年シーズンの開幕戦となる第1戦シルバーストンのエントリーリストを発表。35台がエントリーした。
いよいよ今年は2年目のシーズンを迎えるWEC。フルエントリーが6台となったLMP1クラスは、すでにチームからも発表されているとおり、開幕戦には2台を揃えた。アウディ、トヨタの両ワークスは2台ずつをエントリーさせているが、7号車トヨタTS030ハイブリッドは、スーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿と日程が重なっていることもあり、中嶋一貴を欠く。
14台がエントリーしたLMP2クラスは、WECシーズンエントリーから2台が加わる形に。OAKレーシングが3台のモーガン・ニッサンを走らせるほか、今季からスタートするアジアン・ル・マン・シリーズに参戦予定のKCMGがエントリーした。ドライバーはアレキサンドレ・インペラトーリとマシュー・ホーソンという、日本のレース出身のふたりが乗り込む。
また、開幕戦からロータスは新開発のクーペ、ロータスT128をエントリー。31号車にはジェームス・ロシターが名を連ねているが、ロシターはスーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿へのエントリーが決まっており、このあたりは開幕までに変更がありそうだ。
フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンという3車種がそれぞれワークス、準ワークスからエントリーし、2台ずつ6台が争うLM-GTEプロクラスは、ポルシェAG・チーム・マンタイがポルシェワークスドライバーを6名並べ、最新の911RSRをエントリーしている。
創業100周年でのチャンピオン獲得を目指すアストンマーチンは、AMRワークスドライバーのダレン・ターナー、ステファン・ミュッケが組む1台のほか、もう1台には今季スーパーGTにも参戦するフレデリック・マコウィッキとブルーノ・セナが組む。一方で、小林可夢偉やカルン・チャンドックがテストしたというAFコルセは、第2ドライバーはTBAのままとなった。