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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.05.05 00:00
更新日: 2018.02.16 23:34

相次ぐNSXのストップ。原因は熱害からの電装系


 4日、110周の決勝レースが行われたスーパーGT第2戦富士で相次ぎストップしたGT500クラスのホンダNSXコンセプト-GT。このトラブルの原因は、熱害による電装系によるものだという。

 今季、GT500クラスではDTMドイツツーリングカー選手権と車両規定を統一、共通モノコックをはじめ多くの共通パーツを使用する規定に改められたが、もともとこの規定はFRレイアウトの車両のためのものだった。将来市販が予定されているNSXコンセプトはミッドシップ+ハイブリッドのスポーツカーであり、シリーズをプロモートするGTアソシエイションでは、プロモーション上の観点を重視し、ホンダのNSXコンセプトでのスーパーGT出場のため、DTMとの交渉の末“JAF-GT500”車両として規則を策定。ミッドシップとしての出場が決まった。

 ただ、市販車同様のミッドシップレイアウト、ハイブリッド使用は他の2車種とは異なることから、GTAでは独自の性能調整を実施。ハイブリッドシステム分の70kgが重量に追加されるほか、ハイブリッドのアシストはエンジン回転数7500回転以上でしか使用できないなど、決定的なアドバンテージにならないような調整が為されている。