Epson Nakajima Racing
SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE
レースレポート
5月4日(日)富士スピードウェイ天気:晴れ
◇昨日に続き快晴の富士スピードウェイにはゴールデンウィークということもあり、この週末で89,400人ものGTファンが詰めかけた。8時半からのフリー走行を13番手で終え、決勝レースに向けて、着々と準備を進める。
今回の500kmレースのEpson NSX CONCEPT-GTのスタートドライバーはベルトラン・バゲット。14時にレースのスタートが切られ、順調に周回を重ねていったが、4周目に300クラスのマシンが1コーナーでクラッシュしたため、セーフティカーが導入された。
車両回収とコース清掃が完了し、9周目にレースが再開されたが、コース上の落下物を踏んでスローパンクチャーを起こしたため、ピットインを余儀なくされることになってしまう。給油とタイヤ交換を終え再びコースに戻るも、マシンの不調を訴え再びピットイン。さらにタイヤを4本交換して走り出したもののマシンの調子は戻らず、ピットの中にマシンを戻しマシンチェックを行なうこととなった。
その頃コース上では、火災が発生したため、再びセーフティカーが導入される。21周目にレースが再開されると同時にEpson NSX CONCEPT-GTもコースに戻り、その後は順調にラップを重ねていき、55周目にドライバーチェンジとタイヤ交換を行なう。マシンに乗り込んだ大祐は落ち着いた走りを見せていたが、燃料系のトラブルにより、何度もリスタートを試みるも、57周目にコース上にマシンを止め、レースを終えた。
◇観客動員数
5月3日(土)予選32,200人
5月4日(日)決勝57,200人
◇コメント
中嶋大祐
「ベストを尽くしましたが、最後はトラブルにより車をストップしなければなりませんでした。残念ですが、今後のレースに目を向け、ますます向上していけるように頑張っていきたいと思います。連休ということもあり、多くのゲストの皆様にお越しいただいた中でこのようなレースとなり、申し訳ない気持ちで一杯ですが、必ずいいレースをお見せしたいと思っています」
ベルトラン・バゲット
「Well, it was not the race we expected. All went wrong quite quickly with a punctureright after the first safety car and then reliability problems which forced us to retire. We can only look forward, keep working and hope that everything will go better at the nextone!」
『正直僕たちが望んでいたレースではなかったね。最初のセーフティーカーランの後のパンクから状況はどんどん悪い方へ進んで行き、僕たちをリタイアへと追い込む信頼性の問題が発生してしまった。次戦はすべてが改善されることを期待して、自分に与えられた仕事を続けるのみです』
中嶋 悟 総監督
「いろいろなことが起こる中で、何とか粘り強く走り切りたいとレースを進めていきましたが、このような結末になり非常に残念です。すぐにテストが待ち構えているので、早速、原因と解決策を追究していきたいと思います。とはいうものの、少しずつですが上位で戦える力が備わってきているので、次戦こそ、その力を発揮できるようなレースをしたいと思います。今大会も多くの皆様にご声援いただきありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します」
※次回のSUPER GTレースは5月31日・6月1日にオートポリスにて開催されます。