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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.05.22 00:00
更新日: 2018.02.17 00:03

ACOが声明。GTE独自の16年規定を提案へ


 ル・マン24時間を運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)は21日、『GTレギュレーションについて』と題するプレスリリースを発行した。将来のLM-GTEカテゴリー、FIA-GT3カテゴリーの統一についてエンジンについて意見の統一ができず、2016年に向けLM-GTEの新たなレギュレーションを策定するとしている。

 WEC世界耐久選手権やル・マン24時間で使用されるLM-GTEカテゴリーは、もともとGT2カテゴリーをベースとしたカテゴリーで、耐久レース向けに改造範囲が設定されているのに対し、プライベーター向けに開発されたGT3カーは改造範囲が狭いながらコストキャップが定められ、広いマーケットが成立している。

 近年性能差も接近している両カテゴリーについてACOとFIA国際自動車連盟は、2012年末からGT3をベースとした『GT』、それに耐久向けの仕様を追加しGTEの代わりとなる『GTプラス』とするための議論を続けていたが、ヨーロッパの主要メディアは、この計画が断念されたと伝えていた。

 この統一案についてACOは21日、『GTレギュレーションについて』と題し、2016年に向けLM-GTEの新たなレギュレーションを策定するという趣旨のプレスリリースを発行した。つまり、今後もGTEとGT3は別のカテゴリーとして成立することになる。

 プレスリリースの内容は以下の通りだ。