投稿日: 2014.11.03 00:00
更新日: 2018.02.17 03:58
更新日: 2018.02.17 03:58
GP直送:GPSで速度を監視するバーチャルSCとは
(尾張正博)
ロシアGPのミーティングで決まったとおり、アメリカGPのフリー走行で、ダブルイエローフラッグに対応する新たなシステムがテストされた。
今回オースティンで実施されたのは「バーチャル・セーフティカー」(VSC)システム。コース上のどこかでダブルイエローが提示されるような事態となったときに、実際のセーフティカーではなく、仮想でセーフティカーを導入し、通常のセーフティカーランよりも強制的に走行スピードを抑えて、安全を図るという仕組みである。
あるチームのエンジニアによれば、金曜にテストされたVSCシステムは、これまでのセーフティカーラン時のデルタ(通常走行とのギャップ)とは大きく異なるという。
「通常セーフティカーランのデルタは、セーフティカーライン1からセーフティカーライン2までの間のタイムを落とすものなので、ホームストレートは全開で走ってもいいが、VSCランは1周全体が対象となる。しかも、そのペースはGPSで15mごとにチェックするという厳しいものだった」
1 2