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スーパーGTニュース

投稿日: 2016.02.10 00:00
更新日: 2018.02.17 12:53

GT500:ホンダ陣営、体制面&車両面で大きな変更か


 2月12日に2016年の国内モータースポーツ体制を発表するホンダ。これまでスーパーGT500クラスのストーブリーグ情報をお届けしてきた中でも、他陣営に比べるとベールに包まれている感のあったホンダの体制だが、9日に鈴鹿サーキットでホンダ陣営のテストが行われ、ここへきてようやく大まかな陣容が見えてきた。

 まず、昨年シリーズ3位を獲得した100号車チームクニミツの山本尚貴/伊沢拓也、そして64号車ナカジマレーシングの中嶋大祐/ベルトラン・バケットというコンビは、これまでのウワサどおり、ラインアップ継続となりそうだ。

 一方、その他の3チームには動きがありそうだ。まずは17号車ケーヒンだが、塚越広大の新パートナーとして、小暮卓史が入る模様だ。9日のテストでも塚越とともに17号車をドライブしていたのが確認されている。シーズンオフは他チームのマシンに乗ってテストをするということも少なくはないが、体制発表の直前というところでマシンのスイッチというのは考えにくく、小暮移籍の可能性は大いに考えられそうだ。

 仮に塚越/小暮というコンビが誕生することになれば、ニッサン、レクサス陣営にとっても脅威になることは間違いない。実際、昨年のデータを見てみると、ホンダ勢の中で一番多く予選Q1を突破しているのは小暮(8戦中5回)。さらに塚越もQ1は4回突破。第3戦タイではQ1トップタイムも叩き出しており、上位グリッドからのスタートも見込めるほか、決勝でも強力なコンビとなりそう。100号車の山本/伊沢と合わせて、ホンダが誇るエース格2人のコンビが誕生するのか、注目が集まるところだ。

 一方、15号車ドラゴには小暮と入れ替わる形で武藤英紀が加入する模様だ。9日のテストでも、15号車をドライブしている武藤の姿が確認された。相方については、オリバー・ターベイ残留の可能性が濃厚だが、その他の候補もいる様子。12日の発表会で、どのような体制が明かされることになるか。