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スーパーGTニュース

投稿日: 2009.08.22 00:00
更新日: 2018.02.15 14:43

S-GT第6戦鈴鹿:石浦&大嶋コンビが初ポール!


 スーパーGT第6戦『ポッカGTサマースペシャル』はノックダウン型式の予選が行われ、KRAFT SC430が激しいアタック合戦を制しポールポジションを獲得した。2番手にはHASEMI TOMICA EBBRO GT-Rがつけている。GT300クラスはtriple a ムルシェ RG-1がポールポジションを獲得した。

セッション1:
 夏の午後らしい空の下迎えた午後のノックダウン予選。14時間40分から、30分間の混走と10分ずつのクラスごとの占有走行で構成されるセッション1が行われた。ほとんどの陣営がまずは“エース”が走り、その後もうひとりのドライバーが予選通過基準タイムを通過する展開となる。

 順調に推移してきた混走の30分間だが、残りわずかのところでデビュー戦のR&D SPORT LEGACY B4がヘアピンを立ち上がった瞬間、マシンから白煙が上がってしまう。ドライブしていた密山祥吾はコースサイドにマシンを止めるが、マシンから発火していたようで消火のために赤旗が提示されてしまう。

 赤旗再開後、3分ほど混走時間が設けられたが走行するマシンは少なく、すぐにGT300の10分間の走行がスタートする。開始直後はノックダウン圏内だった初音ミク Studie GLAD BMW Z4は、再び番場琢のドライブで一気に11番手にジャンプアップしノックダウン圏内を脱出しサーキットを盛り上げた。一方、ここでノックダウンとなったのは、avex apr COROLLA Axio、FieLDS BOMEX 320R、R&D SPORT LEGACY B4、BOMEX LIAN BOXSTER、J-TRUST F-PROおーとキット ポルシェの5台となった。

 続くGT500クラスの占有走行は、タイムアタックの応酬となり最後までまったく目が離せない展開となる。熾烈なアタック合戦の末セッション1で脱落となったのはDUNLOP SARD SC430、KEIHIN NSXの2台となった。

セッション2:
 続いて行われたセッション2。GT300の10分間では、セッション1ほどの激しいアタック合戦は見られず、マッハGOGOGO車検320Rマッハ号、アップル・K-one・紫電、初音ミク Studie GLAD BMW Z4、giraffaガイヤルドRG-3、エスロードMOLA Z、JIMGAINER ADVAN F360というメンバーが脱落となってしまう。

 GT500クラスは、多くのチームが通常スーパーラップでアタックを担うドライバーをこのセッション2に投入する。チェッカー間際に熾烈なアタック合戦が繰り広げられるが、RAYBRIG NSX、HIS ADVAN KONDO GT-R、IMPULカルソニックGT-R、MOTUL AUTECH GT-Rの4台がこのセッション2で脱落となった。

セッション3:
 ポールポジションが決まるセッション3。まずはGT300クラスの走行だ。終盤、こちらも激しいトップ争いが展開されるが、ここで山西康司のドライブでポールポジションを獲得したのがtriple a ムルシェ RG-1。この週末ずっと好調だったダイシン アドバン Ferrariを上回り、2007年第3戦富士でのアクティオ ムルシェRG-1以来となるポールポジションを獲得した。なお、3番手にもJIMGAINER ADVAN F430が入り、イタリア車がトップ3を独占する結果となっている。

 続くGT500クラス。ラルフ・ファーマン駆るARTA NSXのアタックを皮切りに一気にアタックが激化するが、ここで大嶋和也のKRAFT SC430が会心の走りを披露。1分55秒台に入れるタイムをマークし、大嶋和也&石浦宏明のふたりにとってGT500での初のポールポジション獲得となった。

 2番手は、わずか0.057秒差で前戦のポールシッター、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rが獲得。3番手はENEOS SC430となった。4番手はZENT CERUMO SC430と、SC430がトップ4のうち3台を占める結果となっている。

 この後、鈴鹿サーキットでは18時30分からナイトセッションのフリー走行が行われる予定だ。

スーパーGT第6戦鈴鹿:公式予選結果表
天候:晴れ 路面:ドライ
Pos.No.CarDriverTireSession1Session2Session3rn
GT500
135KRAFT SC430石浦宏明/大嶋和也BS1'56"8161'55"6911'55"724rn
23HASEMI TOMICA EBBRO GT-RR.クインタレッリ/安田裕信MI1'56"7951'56"3081'55"781rn
36ENEOS SC430伊藤大輔/B.ビルドハイムBS1'56"0731'55"7021'56"013rn
438ZENT CERUMO SC430立川祐路/R.ライアンBS1'55"7451'55"3941'56"104rn
58ARTA NSXR.ファーマン/伊沢拓也BS1'56"3601'55"8381'56"214rn
618ROCKSTAR童夢NSX道上龍/小暮卓史BS1'56"8741'56"4341'56"765rn
736PETRONAS TOM'S SC430脇阪寿一/A.ロッテラーBS1'56"6401'56"4631'56"925rn
832EPSON NSXL.デュバル/中山友貴DL1'56"7921'56"5081'56"954rn
9100RAYBRIG NSX井出有治/細川慎弥BS1'56"9621'56"574rn
1024HIS ADVAN KONDO GT-RJ-P.デ・オリベイラ/荒聖治YH1'56"8241'56"725rn
1112IMPULカルソニックGT-R松田次生/S.フィリップBS1'56"4681'56"888rn
121MOTUL AUTECH GT-R本山哲/M.クルムBS1'56"8342'07"627rn
1339DUNLOP SARD SC430A.クート/平手晃平DL1'57"320rn
1417KEIHIN NSX金石年弘/塚越広大/金石勝智BS1'57"495rn
GT300
166triple a ムルシェ RG-1山西康司/余郷敦YH2'08"3142'07"9812'06"952rn
281ダイシン アドバン Ferrari青木孝行/藤井誠暢/青山光司YH2'07"7072'08"2852'07"439rn
311JIMGAINER ADVAN F430田中哲也/平中克幸YH2'08"9282'08"7592'07"482rn
426UP START タイサンポルシェ黒澤治樹/阿部翼/筒井克彦YH2'08"4692'08"3262'07"850rn
552KUMHO TIRE SHIFT IS350佐々木孝太/山野直也/関口雄飛KH2'09"1502'08"4642'08"416rn
619ウェッズスポーツIS350織戸学/片岡龍也YH2'09"5982'08"7512'08"772rn
743ARTA Garaiya新田守男/高木真一MI2'09"9442'08"1612'08"917rn
888triple aガイヤルドRG-3松田秀士/坂本祐也YH2'08"5432'08"3382'08"944rn
974COROLLA Axio apr GT井口卓人/国本雄資MI2'09"9342'08"5722'09"185rn
107M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7谷口信輝/折目遼YH2'09"9242'09"0522'09"319rn
115マッハGOGOGO車検320Rマッハ号玉中哲二/赤鮫オヤジYH2'08"5422'09"080rn
122アップル・K-one・紫電加藤寛規/吉本大樹YH2'08"9482'09"341rn
13808初音ミク Studie GLAD BMW Z4菊地靖/田ヶ原章蔵/T.B.NYH2'09"7432'09"384rn
1487giraffaガイヤルドRG-3井入宏之/和田久YH2'10"3542'09"747rn
1546エスロードMOLA Z星野一樹/柳田真孝YH2'09"1582'09"779rn
1610JIMGAINER ADVAN F360植田正幸/川口正敬YH2'10"4772'10"545rn
1731avex apr COROLLA Axio坂本雄也/峰尾恭輔/Takamori.comYH2'11"134rn
18666FieLDS BOMEX 320R周防彰悟/山下潤一郎/T.B.NYH2'12"069rn
1962R&D SPORT LEGACY B4山野哲也/密山祥吾YH2'15"212rn
204BOMEX LIAN BOXSTER上住道人/伊藤善博/山本すばるKH2'15"422rn
2155J-TRUST F-PROおうとキット ポルシェ山岸大/小泉洋史YH2'15"503