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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.01.16 00:00
更新日: 2018.02.16 13:42

SLR、ELMS活動も継続へ。ル・マン参戦を目指す


 WRC世界ラリー選手権で9度のチャンピオンを獲得したセバスチャン・ローブが率いるレーシングチーム、セバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)が、FIA-GT選手権とともに、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)での活動も継続することになった。

 SLRは昨年からオレカ03を使い、LMP2クラスがトップカテゴリーとなっているELMSに参戦を開始。ル・マン24時間ではエントリーできなかったものの、ローブ自身が参加しテストデイに登場している。

 2013年に向けてSLRでは、新たにマクラーレンMP4-12C GT3を購入し、WRCにフル参戦しないローブがアルバロ・パレンテと組んでFIA-GT選手権に参戦することをすでに明らかにしているが、チームマネージャーを務めるドミニク・ハインツは、SLRのプライオリティは依然としてル・マン24時間挑戦にあり、ELMSにも継続参戦すると明らかにした。

「昨年、ル・マンのテストデイに参加した後、我々は次のステップを踏むべく動いてきたんだ。ル・マン24時間は我々にとって重要なゴールだ。これほどの伝統的なレースに参加できれば、我々にとっては夢が叶ったも同然なんだ」とハインツは語る。

「つまり、そのためにはル・マン・シリーズに参戦していることが重要だ。我々はLMP2がオーバーオールウインを狙えるELMSを選んだ。ル・マン24時間に、WRCチャンピオンが率いるチームが参加するんだ。ユニークだし、刺激的だろ?」

 SLRでは今季ELMSに参戦するにあたって、元プジョーワークスドライバーであるニコラス・ミナシアンに加え、ステファン・サラザンとフランスGTで活動していたニコラス・マロックを起用する予定だという。