2012年までFIA-GT1世界選手権を運営していたステファン・ラテル・オーガニゼーション(SRO)は、2013年から開催するGT3車両での新シリーズについて、FIA-GTシリーズという新名称で、全6戦で争われることを明らかにした。
昨年まで行われていたFIA-GT1世界選手権、FIA-GT3ヨーロッパ選手権は、ともにGT3規定の車両を使うスプリントフォーマットの選手権として開催されていたが、エントラントが他のシリーズに奪われる形で激減。新たに“GTスプリントシリーズ”と称した新シリーズの立ち上げを目指していた。
そんな中、FIAとSROにより協議が重ねられてきた結果、11日に新たに“FIA-GTシリーズ”という新シリーズ名称で、スリム化した全6戦のカレンダーを発表。ヨーロッパ外では中東(開催地未定)の一戦のみとなっており、当初代表のステファン・ラテルが構想していたブランパン耐久シリーズと合わせての世界選手権構想は潰える形となった。
ただ、すでに選手権にはセバスチャン・ローブ・レーシングをはじめ10チームの参加表明があるという。カレンダーはノガロ、ゾルダー、ザントフールト、スロバキアリンク、ナヴァーラといったところが決まっている。