レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.12.17 00:00
更新日: 2018.02.17 04:56

WECダブルタイトル獲得。トヨタ躍進の原動力とは


 2014年のWEC世界耐久選手権で、8戦中5勝を挙げてダブルタイトル獲得を果たしたトヨタ。シリーズ参戦3年目にして初戴冠を遂げたトヨタの“原動力”は何だったのか?

 トヨタがWECで念願のダブルタイトルを獲得した。マニュファクチャラーズとドライバーズの両タイトルだ。F1では2002年から8年間挑戦を続けたが1勝もできなかったトヨタだが、WECでは挑戦からわずか3年での両タイトル獲得。FIAの世界選手権タイトル獲得では、日本の自動車メーカーとしては2013年ホンダのWTCC世界ツーリングカー選手権以来の偉業と言える。

 2014年WEC最終戦で2位に入りマニュファクチャラーズタイトルを獲得したTS040ハイブリッドは、完成直後から高性能ぶりを発揮し、開幕戦シルバーストンでもそのことを確認することができた。新レギュレーションが採用になった今年、新参メーカーのポルシェも含めてドキドキで新車を持ち込んだシルバーストンだったが、トヨタはそこでTS040ハイブリッドがライバルに対してアドバンテージを持っていることを確認したのだ。

 トヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)の社長で、トヨタのWECプロジェクトを牽引するトヨタ・レーシングのTMG代表でもある木下美明は、「新レギュレーションに向けて真摯に、真面目に車両開発をしてきた結果」と分析する。

「新レギュレーションは燃費規制になって、アウディの採用するディーゼルエンジンと我々のガソリンエンジンのパワーが均等化されました。昨年まではディーゼルが圧倒的に有利なレギュレーションだったのですが、今年ポルシェがガソリンエンジンで参戦し、FIAもやっと我々の言うことを聞いてくれた。エンジンのパワーが均等化されるとあとはハイブリッドで戦うわけで、その点では我々は誰にも負けない自信はありました」


ル・マン/WEC News Ranking

本日のレースクイーン

SUBARU BRZ GT GALS BREEZE
一ノ瀬のこ(いちのせのこ)

ル・マン/WEC Photo Ranking

フォトランキング