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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.08.23 15:54
更新日: 2019.08.23 15:59

WRCドイツ:サーキットレースのような「普通ではない1日」を、好調タナクが首位で終える

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ラリー/WRC | WRCドイツ:サーキットレースのような「普通ではない1日」を、好調タナクが首位で終える

 8月22日、WRC世界ラリー選手権第10戦ドイツの競技1日目、デイ1のSS1がドイツ南西部のゼンクト・ヴェンデル・ランドで行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエースのオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に。僚友のクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)は総合5位、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合6番手につけた。

 22日に開幕したラリー・ドイチェランドは第4戦フランス以来、約5カ月ぶりに行われるターマック(舗装路)イベント。その初日に実施されたシェイクダウンは全長5.2kmのSS1とまったく同じコースで行われた。

 このシェイクダウンで2番手タイムを記録したタナクはセレモニアルスタート後、19時過ぎにスタートしたSS1で全体トップタイムとなる2分39秒4を記録。上位陣は予想どおり僅差で並ぶかたちとなったものの、走行初日を首位で終えることに成功している。

「同じ道を何度も繰り返し走り、まるでサーキットでレースをしているようだった」と語るのは、大会連覇と前戦フィンランドからの連勝を狙うタナク。

「それでも、明日以降に走るSSと共通点が多いステージだったので、フィーリングを掴む良い機会になった。シェイクダウンはほんの少し調整を加えただけで済んだし、今晩のSS1でも良い走りができた」

「明日の朝は、先頭走者としてクリーンな路面を走れるので少し有利だと思うし、そのアドバンテージを活かすつもりだ。通常、ドイツではタイム差がつきにくいので、スタート直後からハードに攻める必要があるんだ」

 チームメイトのミークは、タナクから1.4秒遅れての5番手に。ラトバラはそこから0.2秒差の6番手で2日目を迎える。

 また、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの一環として今回、トヨタ・ヤリスWRCで初の最高峰クラスに挑戦する勝田貴元は首位と5秒差の総合11位で初日の走行を終えている。

「シェイクダウンと最初のステージで同じ道を走るのは、ユニークな試みだと思ったよ」とミーク。

「クルマのフィーリングは非常に良く、タイム差も僅かだった。僕はドイツでいつも速かったと思うし、ここまでのところ舗装路でのヤリスWRCのドライビングをエンジョイしているので、明日以降が楽しみだよ」

 ふたりのチームメイトに対してやや遅れをとったラトバラは「グラベルのラリーがしばらく続いた後、ターマックステージを走る時はつねにいろいろな調整が必要になる」とコメント。

サービスパークで整備を受けるトヨタ・ヤリスWRC
サービスパークで整備を受けるトヨタ・ヤリスWRC
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)


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