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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.05.26 07:00
更新日: 2020.05.25 18:25

Extreme E:電動SUV戦に向けシモーナら女性ドライバーたちが続々とプログラム入り

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ラリー/WRC | Extreme E:電動SUV戦に向けシモーナら女性ドライバーたちが続々とプログラム入り

 地球上のあらゆる自然環境を舞台に、電動オフロードSUVを使用して争われる『Extreme E(エクストリームE)』だが、その開幕初年度となる2021年シーズンに向け独自の“ドライバーズプログラム”リストに、シモーナ・デ・シルベストロ、ERCヨーロッパ・ラリー選手権参戦のケイティ・マニングス、そしてARCオーストラリア・ラリー選手権2016年王者モリー・テイラーの加入が発表された。

 シリーズ創設初年度にはすでに公表済みの5カ国を回るカレンダーを予定するエクストリームEは、各ラウンドの特性をArctic(北極圏)、Glacier(氷河)、RainForest(熱帯雨林)、Desert(砂漠)、そしてOcean(海洋)に対応する開催地をそれぞれ選出してきた。また、イベントフォーマットやレース中継にも独自のコンセプトが採用され、映像配信は“ライブドキュメント”の形態となり、開催地各国では地球環境保全と啓蒙を狙った活動も予定されている。

 その独創的EVオフロード・シリーズに参戦するエントラントには、史上初の電動SUVを操るドライバー育成や、今後の潜在的エントラント候補や参戦チーム支援を目的に、オーガナイザーによる『ドライバープログラム』が設定され、すでにアンドレ・ロッテラーやセバスチャン・オジェなど各分野を代表するトップドライバーの登録がアナウンスされている。

 さらに2020年4月末には、1台のマシンに男女1名ずつのドライバーが『Odyssey 21(オデッセイ21)』と呼ばれるワンメイク車両に同乗し、2周のレースで乗り換えを行うという革新的なレースフォーマットの導入も発表された。

 こうした流れを受けシリーズのドライバープログラムには新たにシモーナ・デ・シルベストロの参加がアナウンスされ、コンチネンタルのワンメイクタイヤ開発も担うミカエラ-アーリン・コチュリンスキーや、初代Wシリーズ王者のジェイミー・チャドウィック、そしてキャサリン・レッグらに続いて最新の女性ドライバーリストに加わることとなった。

「私はおなじく電動シリーズのフォーミュラE初年度から関与してきたけど、当時からこれはモータースポーツにとって何か新しく、とても重要なものだという感覚を持っていた」と語ったシモーナ。

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